ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- クリニークとマウントサイナイ・アイカーン医科大学は、慈善事業パートナーシップを結び、マウントサイナイ-クリニーク健康肌皮膚科センターを設立することを発表しました。同センターは、皮膚科学の分野で先進的な研究を展開し、皮膚の老化、皮膚アレルギー、湿疹(アトピー性皮膚炎)や接触性皮膚炎を含む炎症性または湿疹性の皮膚疾患の生物学的基礎を探求します。患者の生活を改善する皮膚科学研究を行うという共通の使命に根ざしたこのパートナーシップは、アレルギー科学を近代化するための応用可能な科学的発見と最先端のイノベーションに焦点を当て、これらの皮膚疾患に対する革新的なソリューションを見出すことを目指します。
マウントサイナイ-クリニーク健康肌皮膚科センターで行われる研究は、アレルギー性皮膚疾患の緩和に役立つ新たな局所および全身の治療法の創出を加速するための、科学的発見を明らかにすることを目的とします。健康な皮膚を通して人々の生活を改善するために、基礎科学とクリニックでの実践的応用の橋渡しをすることが優先事項です。アトピー性皮膚炎やその他のアレルギー性皮膚疾患の肌とともに、健康な肌も調査することで、研究者たちは、早期老化や老化の加速の兆候が見られる湿疹患者だけでなく、あらゆる人に発生する老化の兆候を大幅に遅らせる方法を学べる可能性があります。この研究から得られる知見によって、皮膚科学と皮膚の健康分野の進歩に拍車をかけることを目指します。さらに、アレルギー肌や敏感肌の人々にさらなるソリューションを提供するための、今後のクリニークの商品イノベーションに、情報とインスピレーションを与えるでしょう。
クリニークのグローバルブランド担当プレジデントのミシェル・フレイレは、次のように述べています。「創業時から皮膚科医が指導するソリューションとアレルギーテスト済みのソリューションを提供してきたブランドとして、クリニークはマウントサイナイ・アイカーン医科大学と、同大学のアレルギー性・炎症性皮膚疾患の世界的な専門家であるエマ・ガットマン博士率いる研究医チームと提携することを誇りに思います。アレルギーを持つ肌と、それらが生活に与える老化等の影響に関する研究と将来の発見に、チームが献身的に取り組む姿勢に刺激を受けています。私たちは、誰もが素晴らしい肌を生み出して維持できるという、相互のコミットメントと揺るぎない信念にエネルギーをもらっています。この種としては世界初となるパートナーシップにより、アレルギー科学の発展に尽力する一流の研究医による画期的な研究が実現すると確信しています。」
皮膚科学の先駆者で、アイカーン医科大学皮膚科のウォルドマン教授兼学科長であるエマ・ガットマン医学博士(MD、PhD)は、患者の生活の向上を目的として、実践と科学の橋渡しをすることにキャリアを捧げてきました。彼女の研究は、炎症性皮膚疾患に苦しむ患者のための新たな治療標的を発見することにつながりました。ガットマン博士は、自分自身や家族が湿疹をはじめとするアレルギー性疾患を患っていたことから、敏感肌の症状の緩和を使命とするようになりました。
マウントサイナイの湿疹センター・オブ・エクセレンスと、マウントサイナイ・アイカーン医科大学炎症性皮膚疾患研究所も統括するガットマン博士は、「長年の慢性的な肌の炎症は、早期老化に関与します。広範な研究により、湿疹や接触性皮膚炎などアレルギーに関連する皮膚症状の分子マップの理解が進み、私たちは今、これらを含む様々な症状に対処する重要な時期にいます。クリニークの支援により、私たちは健康な肌を生み出して維持することを目標に、湿疹やアレルギー性皮膚疾患を回復させるための標的アプローチを積極的に探求していきます。そして得た知識を、加齢に伴う炎症や、そもそもの『炎症性老化』のプロセスへの対処や予防に役立てたいと思います」と述べています。
マウントサイナイ・アイカーン医科大学炎症性皮膚疾患研究所が重視するのは、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、円形脱毛症、その他の炎症性皮膚疾患です。同研究所はアトピー性皮膚炎の免疫学的基盤についてパラダイムシフトを起こす発見をし、新しい治療法への扉を開きました。ガットマン博士の研究所は、アトピー性皮膚炎の唯一の包括的分子マップを作成し、この疾患を表現型や年齢を問わず特徴づける皮膚分化と免疫回路を定義しました。アトピー性皮膚炎/湿疹に関するこの研究は、最近開発されたこの疾患の治療法の多くに直接的に貢献しており、ガットマン博士と彼女の研究所は、皮膚科学と免疫学の世界的なトップリーダーとして唯一無二の地位を獲得しています。
クリニークには、共同設立者である皮膚科医のノーマン・オレントライヒ医学博士をはじめ、皮膚科医と協力してきた長い歴史があります。そして1968年以来、患者の知見をイノベーションに取り入れてきました。博士の2人の子供で、同ブランドを先導する皮膚科医であるキャサリン・オレントライヒ医学博士とデビッド・オレントライヒ医学博士は、父親のクリニークの遺産を引き継いでいます。デビッド・オレントライヒ博士は、マウントサイナイ大学アイカーン医科大学皮膚科の臨床助教であり、彼とキャサリン・オレントライヒ博士はともにマウントサイナイ皮膚科諮問委員会のメンバーです。
この有意義な使命のもと、クリニークは、パートナーシップとマウントサイナイ-クリニーク健康肌皮膚科センターの設立を通じて、アレルギー科学の発展と進化のために7年間で500万ドルの慈善活動を行うことを約束しました。この資金は、最も優秀な医師や科学者の採用と、最先端の機器、臨床および研究スペース、主要なサポートスタッフのためのリソースの提供に使用されます。マウントサイナイ-クリニーク健康肌皮膚科センターが実施する研究には、あらゆる年代、性別、人種、民族が含まれ、食事、運動、ストレスなどの要因が健康な人の肌に及ぼす影響も調査します。マウントサイナイは、クリニークの支援により、複数年にわたるパートナーシップの初期段階から重要なブレークスルーを迅速に進めることができると予測しています。
マウントサイナイ・ヘルスシステムについて
マウントサイナイ・ヘルスシステムは、8つの病院、400以上の外来診療所、300以上の研究所、看護学校、主要な医学部および大学院教育機関で働く43,000人以上の従業員を擁する、ニューヨーク都市圏最大級の学術医療システムです。マウントサイナイは、現代における最も複雑な医療課題への取り組み――新たな科学的学びと知識の発見と応用、より安全で効果的な治療法の開発、次世代の医療リーダーとイノベーターの教育、そして医療を必要とするすべての人々に質の高い医療を提供することを通した地域社会の支援――を通して、あらゆる場所ですべての人々の健康を増進しています。病院、研究所、学校を統合し、人工知能や情報学などの革新的なアプローチを活用しながら、患者の医療的・精神的ニーズをすべての治療の中心に据えて、出生から老年期までの包括的なヘルスケアソリューションを提供しています。当ヘルスシステムには、プライマリー・ケアおよびスペシャリティ・ケアの医師が約7,400人、ニューヨーク市の5つの区、ウェストチェスター、ロングアイランド、フロリダに13の共同出資の外来手術センター、30以上の提携地域医療センターがあります。当システム内の病院は、ニューズウィーク誌®の「The World's Best Smart Hospitals」、「Best in State Hospitals」、「World Best Hospitals」、「Best Specialty Hospitals」や、USニューズ&ワールドレポート誌®の「Best Hospitals」、「Best Children's Hospitals」で常にランクインしています。マウントサイナイ病院は、USニューズ&ワールドレポート誌®の2023-2024年版「Best Hospitals」の優秀リストに選ばれています。
クリニークについて
1968年、ある美容誌の編集長が、ニューヨークの一流の皮膚科医に「美しい肌をつくることは可能ですか?」と尋ねました。答えは「イエス」。この答えから、クリニークは誕生しました。現在、クリニークはスキンケア分野の皮膚科医ブランドとして全米No.1*、化粧品分野の皮膚科医ブランドとして全米No.1**であり、皮膚科医の指導のもと、肌に素晴らしい成果を与えるアレルギーテスト済みのソリューションを提供しています。当ブランドは世界107の市場で販売されています。クリニークの臨床向けソリューションは、皮膚科医、科学者、眼科医と協力した長年の研究に基づいています。クリニークのすべての処方は、臨床的に検証され、アレルギーテスト済みで、100%無香料という厳格な安全性を保ちつつ、優れた効果を発揮するように設計されています。
*出所:Circana、米国プレステージビューティ総測定市場、スキンケア売上数量、皮膚科医ブランド属性、2023年12月末までの12か月間
**出所:Circana、米国プレステージビューティ総測定市場、メイクアップ売上数量、皮膚科医ブランド属性、2023年12月までの12か月間
皮膚科医ブランドは、皮膚科医が創設または開発したブランド、および/または皮膚科医が推奨するブランドと定義する。
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