バミューダ、ハミルトン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界大手の民間蒸留酒メーカーのバカルディ・リミテッドは、5回目となる年刊のバカルディ・カクテル・トレンド・レポートを発表し、2024年のカクテル文化と蒸留酒ビジネスを再定義する主要トレンドを予測しました。このレポートは戦略的先見コンサルティング会社、ザ・フューチャー・ラボラトリー(TFL)と共同で作成され、バカルディ主導の調査や外部調査、バーテンダーへのインタビューやザ・フューチャー・ラボラトリーの洞察に基づき、来年におけるフレーバーの嗜好、ドリンクのフォーマット、カクテル体験を変革するテーマを紹介しています。
「2024年の到来において、人々は不安定な状況に落ち着こうとし、楽観主義の風味を現実に迎え入れようとしています。このような風景の中で、人々はカクテル文化を再構築し、新鮮な視点を注入し、友人とバーに戻り思い出に残る体験を探そうしています。節度ある飲酒の再定義から、持続可能な考え方の高まりまで、バカルディは最前線に立ち、イノベーション、実験、そして全体的なよりよい瞬間を通じて、人々主導のカクテル文化が繁栄する世界を支持しています。」と、バカルディの戦略・洞察・分析担当グローバル・バイスプレジデントのブレンダ・フィアラは述べています。
2024年の蒸留酒の飲み方を定義するマクロトレンドは以下の通りです。
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限定酒。次世代の愛酒家たちは「より少なく、より良い」アプローチを受け入れ、主要な蒸留酒、酒類、NoLo(No and Low alcohol)カテゴリーのプレミアム時代をサポートしています。この経済情勢を意識したアプローチにより、消費者はささやかな贅沢、高品質のライフスタイル製品を必需品として求めています。この品質重視のシフトは、蒸留酒を誰もが欲しがるコレクターアイテムに変化させ、先見性のあるブランドは巧みなストーリーテリングによって限定版ボトルを強化しています。同時にNoLoカテゴリは進化を続け、節度という言葉が選択、品質、風味、社会的つながりと同義語となる、「ちびちび飲みの領域(The Sipping Spectrum)」を体現しています。IWSRの調査では、この柔軟な未来が実践されていることを表しており、NoLo消費者のほぼ半分が、特定の場面ではNoLoを、その他の場面では通常のアルコールを選んでいると報告されています。
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革新的なエイジングとブレンディング。2024年は、各ブランドがユニークなエイジング方法と新しい風味の組み合わせを採用することにより、濃色熟成の蒸留酒におけるイノベーション時代の先駆けとなります。蒸留酒メーカーは未知の領域に踏み込み、拡大するカテゴリーにおいてイノベーションの新しい源泉を発掘しています。大胆で予想もつかないペアリングが主導を続ける一方で、地域的な実験によってスパイシー、フルーティ、ピリッとした風味が革新的なフォーマットで生み出されています。濃色な熟成酒を好む人々の味覚が多様化する一方で、ラムベースのカクテルも引き続き人気を集めています。テキーラは、バカルディ・グローバル・コンシューマー・サーベイ2023で示されたように、満場一致でプレミアム化カテゴリーの第一位となり、メスカルが次にプレミアム化されるカテゴリーに選ばれました。
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エスケーピズム・エリキシル。カクテル文化は消費者を目的地、国や時代をも超えて運んでいます。クラシックなスプリッツや華麗な数杯が、一年中ノスタルジックで愉快な瞬間を再現するのに役立ってくれます。2024年、ドリンクと旅行先の結びつきはより深くなり、クラシックなカクテルやヨーロッパの風味が、飲み手をビーチからバーへといざなうでしょう。この進化は単にどこで飲むかでなく、いつ飲むかということでもあります。バカルディの調査によると、新たな祭りのハブとしてナイトクラブからフェスティバルへのシフトがあり、自由で非伝統的な会場が増えつつあります。南アフリカとインドでは、回答者の3分の1以上が今後1年間で、サンダウナー・カクテル(sundowner cocktails:夕暮れ時の一杯のカクテル)を楽しみたいと考えており、米国やメキシコ(27%)、スペイン(26%)では約4分の1以上がサンダウナー・カクテルを楽しみたいと回答しています。
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自然の重要性。来年、消費者は自然界との関係を再構築し、費やす時間や支援するブランド、消費するものにインパクトを与えるでしょう。次世代のアウトドア活動が復活し、持続可能性が注目されるようになって、飲料ブランドは意図された原材料や環境にやさしい実践などを通じて環境とのつながりを再定義しています。飲料界では2024年、ブランドとバーテンダーが自然とそのフレーバーに全体的なアプローチをとり、サステナブルな方法で調達されたアロマ、フローラル、ボタニカル、オイルを活用し、自然に根差したユニークなカクテル体験を創造します。バカルディ・グローバル・コンシューマー・サーベイ2023によると、カナダの回答者44%と、米国の若年層の43%回答者に、自然の原材料を使ったカクテルを消費したいという意向がありました。新興市場では、インドは51%、南アフリカで44%、メキシコで44%とさらに高い数値が出ています。
- テクノロジーにより強化された味わい。デジタルの進歩は「何を」「どこで」「どう」飲むかに変化をもたらし、パーソナライズ、ブランド体験、コミュニティへの新しい道を示しています。消費者がパーソナライズされたブランドとのかかわりを求めるようになり、AIがいつでもどこでもアクセスできる、オーダーメイドのカクテル体験にワクワクする機会をもたらしています。飲料業界にとって、AIの進歩は実験と発見へのまったく新しい道筋を作り出し、ブランドイノベーターがブランドのカクテルや体験に消費者を近づけるツールとしてテクノロジーを活用することになります。一部の市場において、若い消費者の10人に8人がAIによる提案を検討していますが、彼らはバーテンダーだけが提供できる感情的なつながりや芸術的な技巧を維持することにこだわっています。
2024年バカルディ・カクテル・トレンド・レポートの全文とインフォグラフィックをダウンロードしていただけます。
バカルディ・リミテッドについて
世界大手の民間蒸留酒メーカーのバカルディ・リミテッドは、世界的に認められた蒸留酒とワインを生産・販売しています。バカルディ・リミテッドのポートフォリオは200を超えるブランドから構成され、ラム酒「バカルディ」(BACARDÍ®)、テキーラ「パトロン」(PATRÓN®)、ウォッカ「グレイグース」(GREY GOOSE®)、ブレンド・スコッチウイスキー「デュワーズ」(DEWAR’S®)、ジン「ボンベイ・サファイア」(BOMBAY SAPPHIRE®)、ベルモットとスパークリングワイン「マルティーニ」(MARTINI®)、ブルーアガベ100%のテキーラ「カサドレス」(CAZADORES®)のほか、スコッチウイスキー「ウィリアム・ローソンズ」(WILLIAM LAWSON’S®)、コニャック「デュッセ」(D’USSÉ®)、アメリカン・ストレート・ウイスキー「エンジェルズ・エンヴィ」(ANGEL’S ENVY®)、エルダーフラワーリキュール「サンジェルマン」(ST-GERMAIN®)、などの一流・新興ブランドがあります。161年以上前にサンティアゴ・デ・クーバで創業した家族経営のバカルディ・リミテッドは、現在およそ9,000人を雇用し、11の国と地域で生産施設を運営しており、保有ブランドは160を超える市場で販売されています。バカルディ・リミテッドは、バカルディ・インターナショナル・リミテッドを含むバカルディ・グループを指す名称です。詳細は、http://www.bacardilimited.comでご覧いただくか、LinkedIn、Instagramでフォローしてください。
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