パース、オーストラリア--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オーストラリアの大手商業用ラクダ乳製品メーカーのGood Earth Dairyは、パースで最初の粉ミルク加工施設を建設するために、州政府から280万米ドルの助成金を獲得しました。1270万米ドルのプロジェクトにより、同社は国際市場向けに新製品を増産できます。本プロジェクトを遂行するため、Good Earth Dairyは2024年にオーストラリア証券取引所(ASX)での新規株式公開(IPO)を検討しています。今後5年間で30%以上成長して664億米ドルに達する乳児用粉ミルク市場に参入するためです。
ラクダ乳は低アレルゲンで、栄養価が高いため、牛乳の代替品として優れており、オーストラリアでは1リットルあたり8〜13米ドルで販売されています。また、ラクダ乳は母乳に最も近い代替品であり、腸内で凝固しにくい唯一の動物性ミルクです。そのため、乳児の消化に適しており、特に乳児用粉ミルク市場で牛乳代替品のイノベーターとして注目を集めています。
テクノロジーを重視する同社は、オーストラリアの奥地に生息する世界最大の野生化したラクダの個体群から供給される、この将来の重要な商品の価格リーダーを目指して、知的財産に500万米ドル以上を投資しました。
2026年に操業開始予定のGood Earth Dairyの専用施設により、同社の生産能力を1日あたり60kL(年間2190万リットル)に増強し、乳児用粉ミルク市場に参入することができます。
助成金の用途には、農場の生産能力と一次生産の拡大が含まれており、資産が完全に活用されると、90以上の新規雇用が創出される予定です。Good Earth Dairyは、すでに事業を確立しており、800ヘクタールの敷地で160頭のラクダを飼育し、さらに200頭を追加発注しており、西オーストラリア主要店舗や独立系の店舗を通じてさまざまな製品を販売しています。
「オーストラリアは、ラクダ乳生産の世界をリードする可能性を秘めています」と、Good Earth Dairyの最高経営責任者(CEO)であるマーセル・シュタインギーザーは述べています。「繁殖に頼ってしまうと、その可能性は非常に制限されることになりますが、西オーストラリア州の奥地には膨大な数の野生化したラクダが生息しています。私たちは、家畜、技術、気候、そしてチャンスを持ち合わせています。そして今、政府の支援を得て、次の段階に進み、世界規模で成長できる機会を得ているのです。」
2016年に設立されたGood Earth Dairyは、オーストラリアを代表するラクダ乳製品メーカーの1つであり、特に代替乳製品の需要の高まりに備えて、9440億米ドルの規模を誇る乳製品市場への参入を予定しています。同社は、販売開始以来150万米ドル以上の収益をあげており、昨年1年間で200%の成長を達成しています。
2024年に予定されているIPOに先立ち、Good Earth Dairyは、OnMarketを介しての株式クラウドファンディング キャンペーンによるブリッジラウンドを行います。資金の調達により、新施設の建設中にも生産能力を拡大することができます。
Good Earth Dairyの株式クラウドファンディング キャンペーンへの投資申込みがOnMarketで開始されました。18歳以上の世界中の人々が投資できます。
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