シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)傘下のアマゾン ウェブ サービス(AWS)は本日、インドで2番目のAWSインフラストラクチャリージョンとなるAWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンの開設を発表しました。本日より、デベロッパー、スタートアップ企業、起業家、大企業のほか、政府、教育機関、非営利団体は、インドにあるデータセンターからアプリケーションを実行してエンドユーザーにサービスを提供するためのより広範な選択肢を利用できます。お客さまは、高度なAWSテクノロジーを使用して、データ分析、セキュリティー、機械学習、人工知能(AI)を含む革新を推進できます。AWSグローバル・インフラストラクチャーの詳細情報については、aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructureをご覧ください。
AWSのインフラストラクチャー・サービス担当バイスプレジデントのプラサド・カリャナラマンは、次のように述べています。「AWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンの開設は、インドのデジタル変革を支援し、当社が2011年に最初のオフィスを開設して以来行っている同国への長期投資の一環となります。インドのお客さまやパートナーは、地域のインフラストラクチャーが追加されることで、回復力と可用性を高めつつ、さらに低遅延でアプリケーションを導入できるようになりました。インドの技術コミュニティーと労働力の未来に投資できることを誇りに思います。さまざまな業界の組織が俊敏性を高め、革新を促進できるように支援することに注力していきます。」
電子・情報技術および技能開発・起業担当連邦大臣のShri Rajeev Chandrashekhar氏は、次のように語っています。「ナレンドラ・モディ首相が掲げる1兆ドル規模のデジタル経済ビジョンの一環として、『インド・クラウド』による大規模な拡大と革新が見込まれています。データセンターは、デジタル・エコシステムの重要な要素です。AWSが、インドのデータセンターを拡張するために投資をすることは、インドのデジタル経済を活性化する上で役立つため、歓迎すべき進展です。インド政府が近々策定する国家クラウド・データセンター政策は、近い将来インドのクラウドコンピューティング容量を現在の565MWから2565MW以上へと、大幅に増加させる計画です。インドの拡大する経済を、よりグリーンで持続可能なデータセンターが支えることを期待しています。」
テランガーナ州政府の情報技術(IT)・産業商業・自治体行政・都市開発担当大臣のShri K. T. Rama Rao氏は、次のように語っています。「AWSが、ハイデラバードのAWSリージョンに約3630億インドルピーを投資するという約束を歓迎します。それにより、インドにおける進歩的なデータセンターハブとしてのテランガーナ州の地位が強化されるでしょう。私たちは、クラウドコンピューティングの力を認識していますので、テランガーナ州の市民に恩恵をもたらすために電子政府、ヘルスケア、自治体運営の改善でAWSと協力しました。ハイデラバードの新しいAWSリージョンが、さらなる革新と、インドの多くの企業、スタートアップ企業、公共部門の組織の成長に拍車をかけることをうれしく思います。」
AWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンの開設により、AWSは30地域で96カ所のアベイラビリティーゾーンを持つことになり、オーストラリア、カナダ、イスラエル、ニュージーランド、タイでさらに15カ所のアベイラビリティーゾーンと5カ所のAWSリージョンを立ち上げる計画がすでに発表されています。AWSリージョンは、明確に異なる地域にインフラストラクチャーを配置するアベイラビリティーゾーンで構成されています。AWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンは、3つのアベイラビリティーゾーンで構成され、2016年6月に開設された既存のAWSアジアパシフィック(ムンバイ)リージョンに加わります。各アベイラビリティーゾーンは相互に距離が十分に離れているため、顧客の事業継続を支えることができます。そして、複数のアベイラビリティーゾーンを使用する高可用性アプリケーションで低遅延を実現できる程度に近接して設けられています。各アベイラビリティーゾーンは独立した電源、冷却装置、物理的セキュリティーを備え、冗長な超低遅延ネットワークで接続されています。高可用性を重視するAWSのお客さまは、複数のアベイラビリティーゾーンでアプリケーションを実行することで耐障害性がさらに高まるように設計することも可能です。AWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンの開設により、データレジデンシーを望む現地顧客は、インドにデータを安全に保管することが可能になるとともに、国内でさらなる低遅延を実現できます。
AWSは、新しいAWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンを通じて、2030年までにインドに推定44億ドル(約3630億インド・ルピー)を投資する計画です。これには、データセンター建設のための設備投資、継続的な光熱費や設備費などの運営費、地域企業からの商品やサービスの購入が含まれています。この投資はまた、この期間に外部企業で年間平均4万8000人以上のフルタイム雇用をサポートすると見積もられています。この雇用は、インド内のAWSのサプライチェーンの一部となり、建設、設備保守、エンジニアリング、通信、国内経済全体のさまざまな仕事が含まれます。また、AWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンの建設と運用により、2030年までにインドの国内総生産が約76億ドル(約6360億インド・ルピー)押し上げられると見積もられています。
顧客はAWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンを歓迎
インドの数十万の顧客は、世界190カ国以上でAWSを利用している何百万のアクティブ顧客に加わることになります。市場投入までの期間短縮や革新の加速のためにAWSを選択しているインドの企業には、エンジェル・ワン・リミテッド、アショック・レイランド、アクシス銀行、バジャジ・キャピタル、ブロードリッジ、Dr. Reddy's Laboratories、エーデルワイス、HDFC銀行、HDFCライフ、RBL銀行、タタ・エレクシー、タイタンが含まれます。インドの公共機関の顧客も、コストを引き下げ、機敏性を高め、より迅速に革新を進め、この地域の市民への対応を改善するために、AWSを利用しています。こうした顧客には、21Kスクール、高度コンピューティング開発センター(C-DAC)、コモン・サービス・センター、クロップイン、デジタル・インド・コーポレーション(MeitY)、イングリッシュヘルパー、テランガーナ州政府、マハーラーシュトラ州配電公社、NITI Aayog、PhysicsWallah、Prasar Bharati News Services、TraceX、デリー大学、upGrad、Whrrlが含まれます。インドのスタートアップ企業のアコ・ジェネラル・インシュアランス、チンガリ、epiFi、Fibe、INDMoney、ジュピター、レンディングカート、Locoなども、AWS上にビジネスを構築し、急速に規模を拡大して世界各地で事業を拡大しています。
アコは、インドで最初のクラウド特化型総合保険会社であると見なされています。アコの最高技術・製品責任者のVishwanath Ramarao氏は、次のように述べています。「2016年の創業以来、当社のすべてのプラットフォームをAWS上で運用しています。それにより、迅速な規模拡大が実現し、シームレスな保険体験を望む5000万人以上のお客さまにサービスを提供することができています。私たちは、保険を簡単にすることにこだわっています。新しいAWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンの開設により、インドにある複数の高可用性データセンターでアプリケーションを実行して、顧客にシームレスな体験を提供しつつ、当社の意欲的な成長目標を支えることができるでしょう。」
アクシス銀行は現在、インド第3位の規模を持つ民間銀行で、大企業、中堅企業、中小企業、農業、小売業などの顧客セグメントに、総合的な金融サービスを提供しています。アクシス銀行の社長兼最高情報責任者のAvinash Raghavendra氏は、次のように語っています。「AWSを主要なクラウドプロバイダーとすることで、仮想デビットカードやクレジットカードのエンゲージメントプラットフォームを含むデジタルサービスなど、70以上のアプリケーションをクラウドに首尾よく移行することができました。そして今後2年間に、オンプレミスのワークロードの70%をクラウドに移行する計画です。インドで2つ目のAWSリージョンの開設を歓迎します。銀行アプリケーションの可用性をさらに拡大しながら、お客さまのデータを国内に置くことができます。」
インドの教育プラットフォームのPhysicsWallahは、中高生や国立大学の受験生に包括的なカリキュラムを手頃な価格で提供しています。PhysicsWallahの共同創設者のPrateek Maheshwari氏は、次のように述べています。「当社は2020年以来、AWSと協力しており、Amazon CloudFront、AWS Elemental、Amazon Redshiftといったサービスを利用して、インド各地の600万人以上の生徒にライブ映像授業をシームレスかつ安全に配信しています。当社のアプリ、ウェブサイト、ユーチューブ・チャンネルにおけるユーザーエンゲージメントが国内で拡大を続ける中、インドで2つ目のAWSリージョンの開設により、当社は引き続き拡大し、プラットフォームを利用する生徒にさらなる低遅延を提供できます。」
タタ・エレクシーは、自動車、放送、ヘルスケア分野などの複数業界向けに設計・技術サービスを提供する世界有数の企業です。タタ・グループの一員であるタタ・エレクシーは、世界各地36箇所を超えるオフィスに1万2000人以上の設計者、エンジニア、技術者を抱えています。タタ・エレクシーの最高戦略責任者兼最高マーケティング責任者のNitin Pai氏は、次のように述べています。「タタ・エレクシーは、お客さまがデザイン思考を応用し、革新的技術を使用して、製品やサービスを再考する手助けをしています。以前は、オンプレミスのインフラストラクチャーが、高性能の差別化された消費体験やサービスを継続的に提供する能力を妨げていました。AWSとデジタル化に乗り出し、当社の業界専用のソフトウエア製品、プラットフォーム、研究開発プロジェクトなど、いくつかの基幹的プロセスをクラウドに移行しました。AWSの堅牢なクラウドインフラと廉価なサービスにより、当社は革新的な新ソリューションを立ち上げ、顧客のニーズに合わせて拡張し、異なる管轄域でコンプライアンスを達成できます。インドで2つ目のAWSリージョンの開設は、さらに業務の回復力を高めることができるため、歓迎すべき拡張です。」
インドのAWSパートナーもAWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンを歓迎
AWSパートナーネットワーク(APN)には、世界各地の数万社の独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)とシステム・インテグレーター(SI)が含まれます。AWSパートナーは、AWS上で革新的なソリューションとサービスを構築しており、APNは、事業面、技術面、マーケティング面、商品化面のサポートを顧客に提供することで支援を提供しています。AWSのSI、コンサルティング・パートナー、ISVは、企業や公共機関の顧客のAWSへの移行や基幹業務用アプリケーションの導入を支援し、顧客のクラウド環境の監視、自動化、管理サービスを全面的に提供しています。インドを拠点とするAWSパートナーには、Biz2credit、BlazeClan、BluePi、Capillary、クラウド・キネティクス、Darwinbox、Dataevolve Solutions、デロイト、Gupshup、Hostin、インフォシス、Manthan、ミンフィ・テクノロジーズ、パワーアップクラウド、プログレッシブ・インフォテック、レディントン、タタコンサルタンシーサービシズ、Trigyn Technologies、アンブレラ・インフォケア、ウィプロが含まれます。AWSパートナーの完全なリストは、aws.amazon.com/partnersをご覧ください。
クラウド組み込みシステムインテグレーターのミンフィは、インドに本社を置き、東南アジア、米国、オーストラリアにオフィスを持つAWSプレミアティアサービスパートナーです。ミンフィは2016年以来、商業および公共部門の顧客320社以上がクラウドで革新とデジタル変革を行うことができるように支援してきました。ミンフィのビクラム・マンチャンダ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「ミンフィは、インド国家技能開発公社、ダルミア・バーラト、Exidelife、BookMyShow、MapmyIndia、タタ・トラストなど、サービスの構築と運用を大規模に行うインドの多くの企業、州政府機関、公共部門の大規模組織と連携しています。当社のお客さまの多くは機密性の高い市民データを管理しているため、ワークロードをクラウドに移行する際は、データのセキュリティーとガバナンスの厳格な要件を満たす必要があります。AWSアジアパシフィック(ハイデラバード)リージョンの力を得て、当社は、そうした要件を自信を持って満たしつつ、ヘルスケア、ライフサイエンス、金融サービス、エネルギー、持続可能性に関する当社の深い技術力で、信頼性と可用性の高いソリューションを提供し、お客さまが市民へのサービス提供の質を改善できるように支援できます。」
持続可能性への取り組み
アマゾンは、クライメート・プレッジの一環として、2040年までに事業全体で炭素ネットゼロを達成することに取り組んでおり、当初の2030年の目標よりも5年早い2025年までに、100%再生可能エネルギーでの事業運営を実現する歩みを進めています。アマゾンは、世界最大の再生可能エネルギーの購入企業であり、2021年末時点で、事業全体で再生可能エネルギー利用率85%を達成しました。アマゾンは9月に、インド初の商業規模の再生可能エネルギープロジェクトを発表しました。このプロジェクトはラジャスタン州にあり、3つの太陽光発電所を合わせて420メガワット(MW)の容量を持っています。本格稼働が開始すると、これらの太陽光発電プロジェクトの総容量は年間107万6000メガワット時に達し、ニューデリーの平均的な36万世帯以上の電力を賄うことができます(インドの一世帯あたりの平均電力消費量が250キロワット時であるというStatistaの数値を基に算出)。アマゾンは現在、アジア太平洋に57件の再生可能エネルギープロジェクトを有しています。
アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービスは15年以上にわたり、世界で最も包括的で広く導入されているクラウド・サービスとなってきました。AWSは、事実上すべてのクラウド・ワークロードをサポートするためにサービスを継続的に拡大しており、現在、演算、保存、データベース、ネットワーキング、アナリティクス、機械学習、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティー、ハイブリッド、仮想現実と拡張現実(VR、AR)、メディア、アプリケーション開発、導入、管理のための200件を超えるフル機能のサービスを30カ所の地域にある96カ所のアベイラビリティーゾーンから提供しています。また、オーストラリア、カナダ、イスラエル、ニュージーランド、タイでさらに15カ所のアベイラビリティーゾーンと5カ所のAWSリージョンの計画が発表されています。最も急成長している新興企業、大企業、主要政府機関を含む数百万のお客さまが、AWSを信頼してインフラストラクチャーを強化し、即応性を高め、コストを引き下げています。AWSの詳細については、aws.amazon.comをご覧ください。
アマゾンについて
アマゾンは、4つの指針として、競争よりも顧客に目を向けること、発明に情熱を傾けること、優れたオペレーションに注力すること、長期的に思考することを拠り所としています。Amazonは、地球上で最も顧客中心主義の企業、地球上で最高の雇用主、地球上で最も安全に働ける職場であるすべく懸命に努力しています。利用者レビュー、ワンクリック・ショッピング、個人に合わせたお勧め、プライム、アマゾン・フルフィルメント、AWS、Kindleダイレクト・パブリッシング、Kindle、Career Choice、Fireタブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexa、Just Walk Out技術、Amazonスタジオ、クライメート・プレッジは、アマゾンが先駆的に開始したものの例です。詳細情報については、amazon.com/aboutをご覧いただき、@AmazonNewsをフォローしてください。
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