シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)傘下のアマゾン ウェブ サービス(AWS)は本日、AWS欧州(チューリッヒ)リージョンの開設を発表しました。本日より、デベロッパー、スタートアップ企業、起業家、大企業のほか、政府、教育機関、非営利団体は、高度なAWSテクノロジーを使用して革新を推進し、スイスにあるデータセンターからアプリケーションを実行してエンドユーザーにサービスを提供するためのより広範な選択肢を利用できます。また、AWSは経済効果調査を発表しました。この調査では、新しいリージョンの建設・運営に費やす費用がスイスのデータセンター・サプライチェーンの外部企業で年間平均2500人以上のフルタイム雇用をサポートすると試算されており、2036年までに59億ドル(59億スイス・フラン)の投資が計画されています。AWS欧州(チューリッヒ)リージョンはまた、向こう15年間にスイスの国内総生産(GDP)を163億ドル(163億スイス・フラン)押し上げると見積もられています。AWSグローバル・インフラストラクチャーの詳細情報については、aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructureをご覧ください。
AWSのインフラストラクチャー・サービス担当バイスプレジデントのプラサド・カリャナラマンは、次のように述べています。「スタートアップ企業や中堅企業から、大企業や政府組織まで、スイス国内の何千もの商業、非営利、公共部門の組織がAWSのサポートを得て、エンドユーザーに働きかけ、グローバルに成長しています。新しいAWS欧州(チューリッヒ)リージョンによって、当社は、フランクフルト、アイルランド、ロンドン、ミラノ、パリ、ストックホルム、そして今回のチューリッヒと、欧州各地に7カ所のAWSリージョンと21カ所のアベイラビリティーゾーンを持つことになります。これは、あらゆる種類のお客さまを支援し、スタートアップ企業の拡大と成長を助け、技術スキルの開発を可能にし、組織がクラウドを活用したアプリケーションを開発してエンドユーザー向けのサービスを刷新できるようにするための継続的な投資です。」
スイスのアールガウ州政府議員で経済内務局長のディーター・エグリ氏は、次のように語っています。「AWSが引き続きスイスに投資を行い、企業や市民が革新的なクラウド技術を活用する新たな可能性を実現することを喜ばしく思います。新しいAWSインフラストラクチャリージョンの開設は、私たちの地域企業とデジタル変革の取り組みにおける重要な節目であり、欧州の中心にある技術とエンジニアリングの拠点で新しいデジタルソリューションの迅速な導入をさらに促進し、加速させるでしょう。」
AWS欧州(チューリッヒ)リージョンの開設により、AWSは28地域で90カ所のアベイラビリティーゾーンを持つことになり、オーストラリア、カナダ、インド、イスラエル、ニュージーランド、スペイン、タイでさらに21カ所のアベイラビリティーゾーンと7カ所のAWSリージョンを立ち上げる計画がすでに発表されています。AWSリージョンは、明確に異なる地域にインフラストラクチャーを配置するアベイラビリティーゾーンで構成されています。AWS欧州(チューリッヒ)リージョンは、3カ所のアベイラビリティーゾーンから成り、欧州で7つ目のAWSリージョンです。各アベイラビリティーゾーンは相互に距離が十分に離れているため、顧客の事業継続を支えることができます。逆に、複数のアベイラビリティーゾーンを使用する高可用性アプリケーションで低遅延を実現できる程度に近接して設けられています。各アベイラビリティーゾーンは独立した電源、冷却装置、物理的セキュリティーを備え、冗長な超低遅延ネットワークで接続されています。高可用性を重視するAWSのお客さまは、複数のアベイラビリティーゾーンでアプリケーションを実行することで耐障害性がさらに高まるように設計することも可能です。AWS欧州(チューリッヒ)リージョンの開設により、データレジデンシー要件を抱える現地顧客は、スイスにデータを安全に保管することが可能になるとともに、スイスでさらなる低遅延を実現できます。
AWSは、新しいAWS欧州(チューリッヒ)リージョンを通じて、今後15年間でスイスに推定59億ドル(約59億スイス・フラン)を投資する計画です。この投資には、データセンター建設のための設備投資、継続的な光熱費や設備費などの運営費、地域企業からの商品やサービスの購入が含まれています。この投資はまた、この期間に年間平均2500人以上の雇用をサポートすると見積もられています。この雇用には、建設、設備保守、エンジニアリング、通信、スイス経済全体のさまざまな仕事が含まれ、スイス内のAWSのサプライチェーンの一部となります。また、スイスのAWSインフラストラクチャーの建設と運用によって、今後15年間にスイスのGDPが163億ドル(約163億スイス・フラン)押し上げられると見積もられています。
顧客はAWS欧州(チューリッヒ)リージョンを歓迎
スイスの1万社以上の顧客は、世界190カ国以上で毎月AWSを利用している何百万ものアクティブ顧客に加わることになります。AWSを活用して基幹業務用ワークロードを実行し、コスト削減、革新の加速、市場投入までの期間短縮を実現しているスイスの大企業や中小企業には、ビルディゴ、クラリアント、クリサリクス、ダットウィラー、電通トラッキング、エクスプロラ・ジャーニーズ、フィッシュ・アセット・マネジメント、GSR Zug、ヘルベティア・グループ、ヘクサゴン、ヒルティ、イドルシア、iNovitas、Invit Travel、iptiQ、Klarpay、クデルスキー・グループ、lastminute.com、ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング、OCエリコン・コーポレーション、パートナーズ・グループ、リシュモン、リンギアー、スイス・マーケットプレイス・グループ、スイス・リー、スイスコム、シンジェンタ、Ubique、ユーブロックス、チューリッヒ・インシュアランス・グループがあります。AWS上にビジネスを構築し、迅速な規模拡大と地理的対応範囲の拡大を数分で実現したスイスの最高レベルのスタートアップ企業には、ANYbotics、Edgelab、FemTec Health(旧AVA)、flovtec、GenomSys、holo|one、RetinAI、Smallpdf、SonarSource、Verityが含まれます。AWSを利用してスイス市民に提供するサービスを変革した公共部門の組織には、Eidgenössische Technische Hochschule Zürich(ETH Zürich)のAIセンター、ベルンモビル、EFエデュケーション・ファースト、スイス放送協会(RSI)、スイス連邦地形局(スイストポ)、スイスポストがあります。
クラリアントは、世界有数の特殊化学品会社として、エネルギー効率、再生可能な原材料、排出ガスのない移動手段、有限資源の保全といった重要課題に取り組んでいます。クラリアントは、2020年から2022年に世界各地の地域データセンターをAWSに移行しました。クラリアントのグローバル技術オペレーション責任者のAli Khosravi氏は、次のように述べています。「マネージド・サービスをオンプレミスからクラウドに移行することを決定した際に、当社のビジネスモデルや合併・買収活動をサポートできる機敏でもコスト効率の高いソリューションを探しました。AWSのおかげで、より安全なインフラの構築、プロビジョニングの品質およびスピードの向上、そしてサービスモデルの標準化と統合が実現しました。AWSに移行して以来、当社のグローバルデータセンターのコストを27%削減し、社内にわずか2年でクラウド能力チームを構築できました。スイスを拠点に事業を展開して世界有数のクラウドを利用するグローバル企業として、当社のビジネスと世界中のお客さまのニーズ対応をさらに改善できる新しいAWS欧州(チューリッヒ)リージョンの開設を歓迎します。」
iNovitasはクラウドベースの画像サービスを提供するスイス有数の企業です。高解像度のジオリファレンス3Dパノラマ画像環境(3Dストリート画像)を提供して、インフラの保守・管理を単純化しています。iNovitas最高技術責任者のジョエル・ブルクハルト氏は、次のように述べています。「私たちが早い段階でAWSを優先クラウド・プロバイダーとして選んだのは、当社のサービスを開発・運用するために必要な最高の信頼性、柔軟性、拡張性を提供しているからです。2011年に事業を開始して以来、Amazon S3やAmazon EC2などのAWSサービスを利用して、クラウド型ビジネスを構築・拡張し、スイス、ドイツ、オーストリア、スウェーデンの7万7000km以上の道路、1万1000kmの鉄道路線、200kmの河川敷をデジタル化し、2.6ペタバイトを超える画像データの処理と保存を行いました。当社のように、技術リソースが限られた小規模企業にとって、AWSがもたらすメリットは魅力的です。AWSを利用することで、迅速に革新を行い、本来なら利用できなかったり高額だったりするAmazon Rekognitionのような機械学習技術を利用して、画像や映像を分析できます。新しいAWSリージョンは、特にスイスでデータの保存を希望するお客さまなど、より多くの企業にサービスを提供できる新たな機会を生み出します。」
カルティエ、モンブラン、IWCシャフハウゼン、ヴァンクリーフ&アーペルなどのブランドを所有する世界的なラグジュアリー・グループのリシュモンは、120のSAPインスタンスを含むエンタープライズ情報技術(IT)インフラ全体を、同社の優先クラウド・プロバイダーであるAWSに移行しました。リシュモンのグループ最高情報責任者のキム・ハートレフ氏は、次のように述べています。「AWSは、そのサービスの深さと幅広さにより、パーソナライズされた店頭サービスやスタイリング・サービス、買い物客の好みに合わせたファッションショーを用いたビデオチャット相談、新商品が店頭に並ぶ前の早期アクセス向け個別オファーなど、新しいデジタル体験をお客さまにより迅速に提供できるようにします。AWSが、当社の国内市場であるスイスに新しいインフラストラクチャリージョンを開設することをうれしく思います。お客さまのためにショッピング体験を拡張、厳選し、さらにパーソナライズする上で大きな推進力となるでしょう。」
スイスの大手電気通信会社のスイスコムは、デジタル変革戦略を加速させ、クラウド専用5Gネットワークへの移行を支えるために、AWSを優先クラウド・プロバイダーとして選択しました。またスイスコムは、技術および業界の深い専門知識を持つAWSパートナーとして、スイス企業によるクラウド移行と先進技術の導入を支援しています。スイスコム最高技術情報責任者のFrank Dederichs氏は、次のように語っています。「当社のお客さまは、利用できる最高の技術で世界とつながるために、スイスコムを常に頼りにしてきました。AWSとは、クラウドおよび技術のプロバイダーとしてだけでなく、頼りになり触発されるパートナーとして数年にわたって良好な関係を築いており、当社のビジネス顧客にトップクラスのクラウド・サービスを提供しています。新しいAWS欧州(チューリッヒ)リージョンが開設されて世界中の他のリージョンと同じように高水準のデータ保護、ユーザーの個人情報保護、規制順守が提供されることは、当社を含むスイスの全ての技術企業にとって素晴らしいニュースです。」
スイストポ(スイスの連邦地図作成機関)は、全国で毎日8万人以上のユーザが利用するデジタル地理情報システムとサービスを支えるために、AWSを2010年に導入しました。スイストポのGeoIT責任者のハンスペーター・クリスト氏は、次のように述べています。「自動プロビジョニングのおかげで、スケールアウトをオンデマンドで行い、ハードウエアのセットアップ時間を10週間から1時間未満に短縮できました。新しいAWSリージョンは、スイスでデータをホスティングする選択肢が増えるため、ユーザーが当社のサービスやクラス最高の体験に、より迅速にアクセスできる新たな可能性が広がるでしょう。」
2014年に設立されたディープテックのスタートアップ企業Verityは、自動飛行ドローンを活用した自動在庫管理システムを提供し、大型小売店、サードパーティー物流プロバイダー、そしてメーカーのために、新たな基準を打ち立てています。Verityの創立者のRaffaello D'Andrea氏は、次のように語っています。「当社のシステムはドローンを使い、エッジで正確な在庫データを収集・処理しますが、ドローン1機で1飛行当たり最大10ギガバイトのデータとなり、AWSを使用してデータをクラウドに転送しています。顧客の倉庫管理システムに保存されているデータと、倉庫における実際の在庫の有無との不一致を特定できるため、顧客は貴重な洞察を得て、人件費や設備費を削減する業務効率の改善、エラーや中断の排除、廃棄物やCO2排出の削減を実現できます。AWSの強力なAPIとマネージド・サービスは、当社がビジネスを次のレベルに引き上げ、迅速に規模拡大する上で役立ちました。AWSの技術サービスを使用して、Verityはエラーゼロの倉庫をお客さまのために実現しています。」
スイスに拠点を置くAWSのパートナーもAWS欧州(チューリッヒ)リージョンを歓迎
AWSパートナーネットワーク(APN)には、世界各地の数万社の独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)とシステム・インテグレーター(SI)が含まれます。AWSパートナーは、AWS上で革新的なソリューションとサービスを構築しており、APNは、事業面、技術面、マーケティング面、商品化面のサポートを顧客に提供することで支援を提供しています。AWSのSI、コンサルティング・パートナー、ISVは、企業や公共機関の顧客のAWSへの移行や基幹業務用アプリケーションの導入を支援し、顧客のクラウド環境の監視、自動化、管理サービスを全面的に提供しています。スイスを拠点とするAWSパートナーには、1plusX(TripleLift Company傘下の企業)、Amanox Solutions、amazee.io、アップウェイ、アバロク、ビーキーパー、BSI、copebit、crealogix、dbiサービシズ、ELCAクラウド・サービシズ、フィノーバ、イングラム・マイクロ、Nexthink、Secutix、スマートウェーブ、SoftwareONE、スイスコム、TDシネックス、Trivadis、ウェブゲート・コンサルティング、Zühlke Technology Groupなどがあります。AWSパートナーの完全なリストは、aws.amazon.com/partnersをご覧ください。
ELCAとして知られるELCAクラウド・サービシズは、クラウドと職場のマネージド・サービスに注力しており、スイス最大規模の独立系フルサービスITプロバイダーであるELCAグループの一員です。ELCAのバイスプレジデントのMaxime Claux氏は、次のように語っています。「新たなAWSリージョンの開設は、金融サービス、医療、政府といった規制の厳しい業界の企業を中心に、スイス企業の変革と革新を加速させる上で極めて重要な転機となります。ELCAが、スイスにあるAWSのクラウド・ポートフォリオの恩恵を受けることは、お客さまのニーズに最大限に対応する上で鍵となります。新しいAWSリージョンは、スイスの公共部門の組織、中堅企業、大企業のために、クラウドの潜在能力を十分に引き出すことになるでしょう。安全なアプリケーション展開、効率の向上、パフォーマンスの改善、データレジデンシー要件への対応が実現します。また、AWSの継続的な投資は、ELCAの事業拡大、現地のクラウド専門家の養成、スイスのデジタル変革の取り組みの一層の支援を助けます。」
SoftwareONEは、ソフトウェアおよびクラウド・ポートフォリオの管理における世界的リーダーで、90カ国以上で9000人を超える技術専門家が、エンドツーエンドのソフトウェア・ソリューションとクラウド技術ソリューションを提供しています。SoftwareONEのEMEA事業プレジデントのラインハルト・ウォルディンガー氏は、次のように述べています。「SoftwareONEはAWSのように、世界中のお客さまが技術を導入し、革新する方法を形成してきたパイオニアです。AWSと緊密に連携し、お客さまがクラウドにおける信頼性、柔軟性、拡張性、セキュリティー、コンプライアンスを強化できるように支援することを誇りに思います。AWSがこの地域で継続的に成長し、投資を行っているのは、スイスが世界の技術分野でいかに重要であるかを示しており、スイスに本社を置くグローバル企業として歓迎します。AWSクラウドの規模と俊敏性でお客さまのさらなる発展と成長を支えつつ、セキュリティーとクラウドのスキルを向上させることが楽しみです。」
AWSのスイスへの投資
スイス企業は欧州でいち早くクラウド・サービスを導入し、スイスの顧客数の増加に伴い、同国でのAWSのプレゼンス規模も拡大しました。新しいAWS欧州(チューリッヒ)リージョンは、スイスでのAWSの継続的な投資の中の最新のものです。国内で急速に増加する顧客を支えるために、AWSはスイスのチューリッヒ(2016年)とジュネーブ(2017年)に2つのオフィスを開設し、テクニカル・エキスパート、ソリューション・アーキテクト、テクニカル・アカウント・マネージャー、パートナー・マネージャー、システム・エンジニア、プロフェッショナル・サービス・エキスパートなど、新たな雇用を創出しました。
AWSは、チューリッヒにポイントオブプレゼンスを開設し(2017年と2019年)、スイスをAWSネットワークのバックボーンに接続して、顧客にAmazon CloudFrontやAWS Direct ConnectといったAWSサービスへのアクセスを提供しました。Amazon CloudFrontは、セキュリティーの高いプログラム可能なコンテンツ配信ネットワークであり、データ、映像、アプリケーション、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を世界中のユーザーに低遅延かつ高速に配信します。AWS Direct Connectは、顧客がAWSと自社のデータセンター、オフィス、コロケーション環境との間でプライベート接続を確立できるようにします。こうして、ネットワークコストの削減と帯域幅のスループットの向上が可能になり、より一貫性のあるネットワーク体験が提供されます。
2019年12月に、AWSはスイスでAWS Outpostsを開始しました。AWS Outpostsは、スイスの顧客とパートナーが事実上あらゆるデータセンター、コロケーションスペース、オンプレミス施設で同じAWSインフラストラクチャー・サービス、API、ツールを利用できるようにし、真に一貫性のあるハイブリッド体験を実現しています。AWS Outpostsを利用することで、顧客やパートナー企業は自社のデータセンターで主要なAWSサービスを実行しながら、AWSグローバル・インフラストラクチャーの広範なサービスに接続することができます。
AWSは、地元のデベロッパー、学生、スイスの次世代のITリーダーのスキルをAWS re/Start、AWS Academy、AWS Educateといったプログラムを通じて高めることに継続的に投資しています。このようなプログラムにより、あらゆる経歴や経験を有する学習者がクラウド分野でのキャリアの準備をすることができます。高等教育講座からフルタイムのトレーニング・プログラムやマイペース学習用コンテンツまで、AWS教育プログラムでは、クラウド分野のキャリアを開始する上で必要なスキルを学ぶことができます。スイスでは、Fachhochschule Luzern、Fachhochschule Nordwestschweiz(FHNW)、Technische Berufsschule Zürichを含むいくつかの大学が、カリキュラムの一環としてAWS Academyのコースを提供しています。これまでに、スイスの32の教育機関がAWS Academyプログラムに参加し、2022年には16校が授業を提供しました。
AWSはAWS re/Startプログラムの一環として、失業者や不完全雇用者を対象としたプログラムでPowerhouse LausanneやPowercodersといったスイスの教育・研修提供者と協力しています。このようなプログラムは、クラウド分野のキャリアで必要な技術的経験がない人の訓練を行い、潜在的な雇用者との橋渡しをしています。
AWSは数年にわたり、ICT Berufsbildung Schweiz協会と提携し、スイスの労働者に職業教育・訓練を提供しています。2020年にAWSは、新しいクラウド・モジュールの開発を支援し、国家ITカリキュラムを改定する取り組みをサポートしました。このモジュールは2021年以来、スイスのすべてのIT実習生(年間3000人)に教えられています。
スイスで起業家精神を継続的に育成するため、AWSは、AWS Activateプログラムにより、スタートアップ企業や小規模企業を支援しています。このプログラムは、ガイダンスやAWSエキスパートとの1対1の対話を利用できるようにし、ウェブベースのトレーニング、自己ペースでのラボ、カスタマー・サポート、サードパーティーのサービス、最大10万ドルのAWSサービス・クレジットを受け取る機会を提供しています。これはすべて無料です。AWSはまた、新興企業のクラウドでの成長を助けるために、ベンチャー・キャピタル投資家、新興企業アクセラレーター、インキュベーターとの共同活動を行っています。スイスでは、Swiss Startup AssociationやSwisspreneurといった起業家の育成がこれにあたり、btov、F10、Redalpine、Verve Ventures、ウィングマン・ベンチャーズといったベンチャー・キャピタル企業とも協力し、それぞれのポートフォリオ企業の急速な成長を支援しています。
持続可能性への取組み
アマゾンは、クライメート・プレッジの一環として、より持続可能な企業になり、パリ協定よりも10年早い2040年までに事業全体で炭素ネットゼロを達成することに取り組んでいます。アマゾンは2019年にクライメート・プレッジを共同で立ち上げ、その最初の署名者になりました。クライメート・プレッジの取組みの一環として、アマゾンは、当初の2030年の目標よりも5年早い2025年までに、100%再生可能エネルギーでの事業運営を実現しようとしています。アマゾンは、世界最大の再生可能エネルギーの購入企業であり、2021年末時点で、事業全体で再生可能エネルギー比率85%を達成しました。アマゾンのアプローチの詳細については、当社が公開している手法をご覧ください。コンピューティング・ワークロードをAWSに移行する組織は、カーボン・フットプリントを削減するアマゾンの持続可能性への取り組みによる正味の効果を得ることができます。ヨーロッパの平均的な企業のコンピューティング・リソースと比較すると、AWSのインフラストラクチャーは最大で5倍のエネルギー効率を持っています。
アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービスは15年以上にわたり、世界で最も包括的で広く導入されているクラウド・サービスとなってきました。AWSは、事実上すべてのクラウド・ワークロードをサポートするためにサービスを継続的に拡大しており、現在、演算、保存、データベース、ネットワーキング、アナリティクス、機械学習、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティー、ハイブリッド、仮想現実と拡張現実(VR、AR)、メディア、アプリケーション開発、導入、管理のための200件を超えるフル機能のサービスを28カ所の地域にある90カ所のアベイラビリティーゾーンから提供しています。また、オーストラリア、カナダ、インド、イスラエル、ニュージーランド、スペイン、タイでさらに21カ所のアベイラビリティーゾーンと7カ所のAWSリージョンの計画が発表されています。最も急成長している新興企業、大企業、主要政府機関を含む数百万のお客さまが、AWSを信頼してインフラストラクチャーを強化し、即応性を高め、コストを引き下げています。AWSの詳細については、aws.amazon.comをご覧ください。
アマゾンについて
アマゾンは、4つの指針として、競争よりも顧客に目を向けること、発明に情熱を傾けること、優れたオペレーションに注力すること、長期的に思考することを拠り所としています。Amazonは、地球上で最も顧客中心主義の企業、地球上で最高の雇用主、地球上で最も安全に働ける職場であるすべく懸命に努力しています。利用者レビュー、ワンクリック・ショッピング、個人に合わせたお勧め、プライム、アマゾン・フルフィルメント、AWS、Kindleダイレクト・パブリッシング、Kindle、Career Choice、Fireタブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexa、Just Walk Out技術、Amazonスタジオ、クライメート・プレッジは、アマゾンが先駆的に開始したものの例です。詳細情報については、amazon.com/aboutをご覧いただき、@AmazonNewsをフォローしてください。
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