CMMIインスティテュートがデータ管理成熟度モデルを公表

多様なサービスポートフォリオで支える新しいフレームワークは、データの価値を最大化しながら、ビジネスとITとの協調を強化するよう設計

Data Governance and Information Quality Conference

ピッツバーグ--()--(ビジネスワイヤ) -- CMMI®インスティテュートは本日、組織がビジネス全体わたってデータ管理プラクティスを改善できるようにするためのデータ管理成熟度(DMM)モデルを発表しました。DMMモデルはこの種の参照モデルとして唯一のものであり、さまざまな組織に対し、データ管理戦略と個々のビジネス目標とを整合させた独自ロードマップを構築するための標準的なベストプラクティスセットを提供します。DMMモデルを含み、支援サービスで完全に補完するデータ管理成熟度ポートフォリオは、2014年夏に提供可能となる見込みです。

今日のビジネス環境に流入する情報は急速に増加しており、既に複雑となっている作業、つまり組織のデータ資産の構築、最適化、制御によってビジネス目標に照らしてのタイムリー性、品質、共有可能性、適切性を保証する作業は、一層困難なものになります。これらの目標の達成は機動的な事業運営や有益なデータ分析を行う上で非常に重要であり、それによって正確に焦点を絞ったビジネス判断を下すことができます。

CMMIインスティテュートのKirk Botula最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。「自社のデータ資産を最大限に活用できる企業は、情報およびアクセス統制が最重要となっている今日の世界的ビジネスを支配できる企業です。DMMモデルにより、多様な事業部門の関心事項とITとの整合性の確保を強力に加速できるため、基幹的なデータ資産を確実に強化し、適切管理するとともに、一層有効利用して、ビジネス目標を達成することができます。今日まで、初期採用組織の150人以上の個人がDMMモデルを採用し、プラクティスごとに、また作業成果ごとに、自らの能力を評価しています。」

DMMモデルにより、組織はデータ資産のあるべき管理方法について、共通用語を構築し、理解を共有することができます。DMMモデルでは連続的な能力度レベルにより、データ管理の基本的領域すべてを反映した25のプロセス領域において、改善の明瞭な道筋を提供できます。DMMモデルの開発に当たり、70以上の組織がDMMモデルを使用して自組織の能力を評価しました。これらの初期採用組織には、マイクロソフト、ファニーメイ、Federal Reserve System Statistics Function、オンタリオ州教職員年金基金、フレディマックなどがあり、実行可能な協働プログラムを見極めて実行することで、組織的変更を推進できる機能など、DMMモデルの使用に大きなメリットがあったと、これら組織は報告しています。

データおよびビジネスプロセスの整合性確保

DMMモデルは、能力成熟度モデル統合(CMMI®)の基本原則に基づいて開発されています。CMMIは、ソフトウエアおよびシステムの20年以上にわたる開発において実証された業績改善手法、および卓越性の定石的基準です。CMMIインスティテュートによって開発され、スポンサーとしてブーズ・アレン・ハミルトン、ロッキード・マーチン、マイクロソフト コーポレーション、キングランド・システムズを含むDMMモデルの創出は、多様な業界のデータ管理専門家による3年半以上の貢献によるものです。

DMMモデルは現在、データ管理およびCMMIの専門家140人以上によるピアレビューの段階にあります。2014年夏には、DMMモデルおよび支援サービスの完全なエコシステムをすべての組織および専門家が利用できるようになります。構成要素は以下の通りです。

  • トレーニングと認定: データ管理専門家は、認定への道とライセンスを提供する連続的トレーニングクラスの完全なセットを利用できるようになります。このプログラムにより、データ管理専門家はDMMモデルに照らしての評価の促進、そしてデータ管理ベストプラクティスの実行支援ができるようになります。業務経験のある人やIT/データ管理分野で働く人であれば、認定を受ける能力を等しく身に付けることが可能です。
  • 評価方法: DMM認定専門家の指導による実証済みの円滑評価方法として、重要な利害関係者を幅広く集めて、総合的に能力を評価します。この評価方法をDMMモデルと併用することで、組織は重要目標に照らして自組織のデータ管理成熟度の現状を素早く評価するとともに、自組織のデータ管理プログラムにおける戦略的・戦術的両面の実行可能な改善項目を達成できます。
  • パートナープログラム: CMMIインスティテュートは、CMMIモデルを適切に使用して事業を方向付けているパートナー組織400以上から成るコミュニティーの力を活用しています。DMMモデルはCMMIパートナークラブの一部として含まれ、パートナーが世界中の組織向けのデータ管理プラクティスを評価・実行できるよう支援します。

DMMモデルの利点を詳細に学びたい方のために、CMMIインスティテュートは2014年6月23日から27日まで米カリフォルニア州サンディエゴで開催されるデータガバナンス・情報品質会議において、ファニーメイでのケーススタディーを紹介し、DMMの導入・実行によって実現する利点を明らかにします。

CMMIインスティテュートについて

カーネギーメロン大学の子会社であるCMMIインスティテュートは、産業界、政府、学術界と協力して開発したモデル、トレーニング、コンサルティングサービス、評価手法を提供しています。当社のモデルは、世界中の組織が製品開発、サービス提供、データ・人材・調達管理に使用しています。DMMモデルによって組織のデータ管理プログラムを改善する手法の詳細情報については、cmmiinstitute.comをご覧ください。

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Contacts

Lois Paul and Partners
Brandi Ellerbee, 512-638-5327
Brandi_Ellerbee@lpp.com

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