クレブス・アンド・シスラーが二酸化炭素(CO2)の再利用で特許を取得

シカゴ--()--(ビジネスワイヤ)-- シカゴ郊外のエネルギー研究企業クレブス・アンド・シスラーは、CO2を分離・再利用する低コストの方法として、改良光合成・光触媒水処理/バイオマス成長プロセスを開発しました。このプロセスは、2014年3月18日に付与された米国特許第8,673,615号で説明されており、CO2やその他すべての燃焼排ガスを分離・回収できる当社のO2/CO2燃焼・凝縮ボイラーシステム(米国特許第6,907,845号)を見事に補完するものです。

発明者のビル・クレブスは、次のように述べています。「CO2を連続的に注入し、同時にLED可視光線で光飽和させることで、水培養によるバイオマス成長を自然界の100倍以上の速度で行なうことができます。この知見に基づき、私たちはCO2を経済的に再利用する方法を発見しました。この改良については、特許第8,673,615号で重要部分を説明しています。」

O2/CO2燃焼では、酸素をCO2で希釈して、石炭、石油コークス、天然ガスを燃やす際に使用する燃焼酸化剤の温度を制御します。空気燃焼の際に存在する窒素を排除すれば、コストをかけることなく、凝縮体とCO2の両方を凝縮ボイラーから回収できます。凝縮体とCO2は、深い低流速水路に送り込み、発光ダイオード(LED)の可視光で水路を飽和させます。そして光触媒によって有機・無機化合物をミネラル化し、スピルリナのようなシアノバクテリア・バイオマスが吸収できるようにします。成長するバイオマスがミネラルを吸収するため、同時に流水も浄化できます。これらのプロセスを最適化すれば、環境に有害な排ガスや廃水を放出することなく、効率よく確実に運用できます。また炭水化物とタンパク質が豊富なバイオマスを生産し、燃料、肥料、家畜飼料、ヒト用補助食品として役立てることができます。

クレブスは、次のように説明しています。「現在、当社は石炭、回転炉、O2/CO2を組み合わせた燃焼・凝縮ボイラーを開発中です。将来、コスト・効率・排出の点で大きなメリットを及ぼすことになります。熱伝達効率で非常に重要な要素になるのですが、燃焼に粉砕石炭と回転炉を使用する方法は、完全な燃料燃焼と熱伝達のために3〜5分以上の時間があるのに対し、現行の微粉炭燃焼器はわずか3〜5秒しかありません。現在の空気燃焼式工場は、平均熱効率34%で稼働しています。当社のO2/CO2燃焼方法を凝縮ボイラーと組み合わせれば、工場の燃料効率を倍以上に高めることができるので、必要な燃料と酸素を半減できます。」

クレブスは、次のように語っています。「このように諸プロセスを組み合わせることで、大気中にCO2、熱、水蒸気を放出して無駄にする現行の電力生産方法と比べ、多数の用途やメリットが実現します。例えば、廃CO2、廃水、塩水を収益性のあるバイオマスや飲用脱塩水に転換したり、電力生産効率を改善したりできます。また有害な排ガスが実質ゼロで、大規模導入時の設備経費と運用経費が比較的低いほか、燃料の柔軟性を改善し、収益を増やして、小スペースで運用できます。」

「CO2を廃棄する方法として隔離が提案されていますが、高コストであるばかりか、地球上の生命に不可欠な炭素と酸素の2要素を無駄にすることになります。」

www.krebsandsislerlp.com

当社技術が社会に及ぼすプラスの影響に関する説明(一般向け)については、こちらをご覧ください:http://www.krebsandsislerlp.com/papers/

当社技術の恩恵や用途の詳細(技術中心)については、こちらをご覧ください:http://www.krebsandsislerlp.com/benefits/

大規模かつ廉価に塩水を飲料水に変換する方法については、こちらをご覧ください:http://www.krebsandsislerlp.com/co2-desalinization/

既存の発電所のアップグレードについては、こちらをご覧ください:http://www.krebsandsislerlp.com/retrofitting/

設計図表については、こちらをご覧ください:http://www.krebsandsislerlp.com/

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Contacts

Krebs & Sisler LP
W.P. Krebs, 1 312-236-9724

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