米ネバダ州ラスベガス--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ）-- カスタムシリコンソリューションおよび半導体IP大手のベリシリコン・ホールディングスは本日、HantroビデオIPとしての高効率ビデオ符号化（HEVC）Main 10 Profileデコーダーと、中国のHDTV/3D TVサービスをサポートするAVS+デコーダーIPの提供について発表しました。
Hantro G2マルチフォーマットデコーダーIPは、HEVC Main 10 Profileをサポートしています。Hantro G2はシングルコアアーキテクチャーで4K@60 fpsを達成した業界初のIPで、HEVCとVP9のビデオフォーマットをサポートしています。Hantro G2は第13世代のHantroビデオIPとなり、市場有数のビデオ半導体IPとして何十億個のチップに搭載され、世界の半導体企業90社以上で採用されています。
ベリシリコンの創業者で社長兼最高経営責任者（CEO）のウェイン・ダイ博士は、次のように述べています。｢消費者動向は、TVのような大型スクリーンとタブレットやスマートフォンなどの小型スクリーンの両方で、超高精細機能に向けて急速に移行しています。世界中の放送事業者がHEVC Main 10 Profileに基づく4K本格展開の計画を発表しており、YouTubeやNetflixなどのインターネット動画も急速に4Kへと移行しています。Hantro G2マルチフォーマットデコーダーIPは、アプリケーションプロセッサーやDTV/STV SoCを手掛ける当社のお客さまに、放送向けのHEVC Main 10、Netflix向けのHEVC Main、YouTube向けのVP9など、多様なニーズに対応できる独自の汎用ソリューションを提供しています。｣
ベリシリコンはAVS+の総合サポートも発表しました。AVS+は、中国国家標準として2012年7月に承認されたHDTV/3DTV放送サービス向けの第2世代ビデオ規格です。AVS+をHantro G1マルチフォーマットデコーダーに追加したことで、従来のビデオフォーマットのすべてをサポートすることになります。
ベリシリコンについて
ベリシリコン・ホールディングスは集積回路（IC）設計ファウンドリーとして、カスタムシリコンソリューションとシステムオンチップ（SoC）ターンキーサービスを広範な電子機器・システム向けに提供しています。対象となる電子機器・システムは、スマートフォン、メディアタブレット、HDTV、セットトップボックス、ホームゲートウェイ、ネットワーク、データセンターなどに及びます。ベリシリコンの技術ソリューションには、ライセンス可能ZSP®（デジタルシグナルプロセッサー）ベースのHDオーディオ、マルチバンド／マルチモード対応ワイヤレス、HD音声プラットフォーム、Hantro HDビデオプラットフォーム、音声／モーション／タッチインターフェース向けミックスドシグナルNUI（ナチュラルユーザーインターフェース）プラットフォーム、ウエアラブル／スマートカード／スマートエネルギー向け「Internet of Everything(インターネットですべてをつなぐ)」プラットフォームなどがあります。ベリシリコンのカスタム・シリコン・ターンキー・サービスは幅が広く、28nmなどの先進的ノードを含む広範なプロセス技術ノードやFD-SOIをターゲットとする自社の技術ソリューションと付加価値ミックスドシグナルIPポートフォリオを組み合わせた設計サービスを網羅しており、SoCやシステムインパッケージ（SiP）向けの製品エンジニアリングサービスも提供しています。ベリシリコンのプラットフォームベースのSoC設計ソリューションでは、設計サイクルを短縮し、品質を向上させ、リスクを低減することができます。
2002年に創業し、中国・上海とカリフォルニア州サンタクララの2地点に本社を構えるベリシリコンは、450人以上の従業員を擁し、世界で6カ所の研究開発センター（中国・米国・フィンランド）と9カ所の販売拠点を有しています。
詳細情報についてはwww.verisilicon.comをご覧ください。
Hantro G2マルチフォーマットデコーダーとHantro G1マルチフォーマットデコーダーの詳細については、http://www.verisilicon.com/IPPortfolio_2_14_1_HantroVideoIP.htmlをご覧ください。
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