那覇--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- 2014年3月25日、沖縄県(知事:仲井眞弘多)とシンガポールチャンギ空港(本社:シンガポール、上級アドバイザー:ウォン・ウーン・リョン)は、深い信頼と協力を通じて相互の航空ネットワークの強化に取り組み、双方の国際観光や貿易の促進を通じて経済交流のさらなる拡大を図ることを目的に、「シンガポールチャンギ空港及び沖縄県による航空ネットワーク強化に向けた相互協力に関する覚書」を締結いたしました。
記
1.調印式 | ||||||
(1) | 日時 | 2014年3月25日 13:30-14:00 | ||||
(2) | 場所 |
那覇空港国際線ターミナル 3F |
(3) |
出席者 |
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①沖縄県知事 仲井眞 弘多 | |||
②シンガポールチャンギ空港上級アドバイザー ウォン・ウーン・リョン | |||
※立会人 | |||
①那覇空港ビルディング株式会社代表取締役社長 花城 順孝 | |||
②一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー会長 上原 良幸 | |||
(4) | 主なプログラム | ||
①出席者あいさつ | |||
②協定書への署名 | |||
③記念撮影 | |||
2.相互連携事項 | ||
(1) | シンガポールの主要旅行社および航空会社に対する沖縄直行便の誘致 | |
(2) | 東南アジア、豪州、インド等からシンガポール経由での沖縄への観光誘客 | |
(3) | 東南アジア、豪州、インド等からシンガポール経由での相互航空物流の促進 | |
■出席者挨拶
<沖縄県知事挨拶要旨>
本日は、シンガポールチャンギ空港及び沖縄県による覚書の調印式にあたり、関係者ならびに国内外の多くのメディアの皆様にご来場いただき、誠にありがとうございます。
ご存知のとおり、シンガポールのチャンギ空港は、東南アジアのハブ空港として、また顧客サービスの優れた空港として、世界的に高い評価を得ております。
本日は、シンガポールチャンギ空港上級アドバイザー、ウォン・ウーン・リョン様をお迎えし、調印式を行うことを誠に喜ばしく思っております。
このたびのシンガポールチャンギ空港との連携により、本県の航空ネットワークが強化され、観光客の増大、航空物流の促進に一層弾みがつくものと期待しております。
世界各国からお越しの報道各社の皆様におかれましては、世界各地から注目されている「日本の新しい旅行先=沖縄」の魅力を余すところなく取材していただき、各国に発信して頂けると幸いです。
<シンガポールチャンギ国際空港上級アドバイザー ウォン・ウーン・リョン挨拶要旨>
沖縄県はチャンギ空港にとって、非常に重要なデスティネーションのひとつと考えています。現在はまだ直行便がありませんが、就航すれば5時間程度で到着することができるようになります。
シンガポールと沖縄の間の直行便就航については沖縄県同様、私たちチャンギ空港としても大変興味があり、今回の締結の大きな目的の一つであると考えています。
チャンギ空港と沖縄観光コンベンションビューローでは旅行会社などと協力し、チャーター便の就航をさせてゆくこととしています。これによって、沖縄の認知を向上し、将来的には直行便の就航につながっていくものと考えます。また、マーケティング活動においても双方で今後も協力を行っていきます。
本日、ご列席の皆様、今回の調印式実施に向けてご尽力いただいた関係各所の情熱があれば、必ずや近い将来に直行便が就航し、沖縄とシンガポール双方のビジネスと観光の発展につながると確信しております。
【ご参考】
シンガポールチャンギ空港について
シンガポールチャンギ空港(www.changiairport.com)は1981年の開港以来、450以上にのぼる賞を受賞するなど世界でも有数の空港です。3つのターミナルには合計で350以上のショップや120の飲食店があり、世界中からの旅客や訪問者に対いてサービスを提供しています。2013年には年間最高記録となった5,300万人がシンガポールチャンギ空港を利用しました。現在、100の航空会社が乗り入れ、世界60の国と地域の280都市を結んでいます。シンガポールチャンギ空港では約90秒に一回の割合で航空機が離発着しています。
沖縄県のインバウンド施策について
近年は世界15カ国にて綿密な調査に基づいたプロモーションを実施しており、沖縄情報を発信する沖縄観光コンベンションビューローのWEBサイト「おきなわ物語」(http://www.okinawastory.jp/)では10ヶ国語(日本語、英語、中国語・簡体字、中国語・繁体字、韓国語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語)で世界に向けて沖縄の情報を発信しており、世界中の観光客を迎える準備を行っています。
本リリースは国土交通省記者クラブ、国土交通記者会に配布しています。
資料1
2014年3月25日
沖縄県
沖縄県における相互連携事項に関する取り組み予定について
1 シンガポールの主要旅行社および航空会社に対する沖縄直行便の誘致
沖縄県ではシンガポールを戦略開拓市場と位置付け、台北及び香港経由(トランジット)での観光誘客プロモーションを実施している。シンガポールチャンギ空港から沖縄への直行便を誘致することで、シンガポール市場から沖縄への大幅な入域観光客増大を図る。
そのため、平成26年度より、主に次の取り組みを実施する予定。
①シンガポール現地旅行社へのシンガポールチャンギ空港との共同セールス(チャーター便誘致)
②シンガポール国内の航空会社へのシンガポールチャンギ空港との共同セールス(直行便誘致)
③シンガポールチャンギ空港における沖縄観光ブランドの告知と誘客プロモーション
(事業名:沖縄観光国際化ビッグバン事業)
2 東南アジア、豪州、インド等からシンガポール経由での沖縄への観光誘客
シンガポールチャンギ空港との沖縄直行便が就航することで、タイやマレーシア、インドネシアなどの東南アジア諸国に加え、豪州、さらには人口が12億人を超えるインド等からアクセスが向上する。シンガポールシンガポールを経由地とすることで、周辺市場から沖縄への入域観光客の増加が期待できる。
そのため、平成26年度より、次の取り組みを中心に実施する予定。
①マレーシア、インドネシア、オーストラリア、インド等の旅行博覧会への出展と共同プロモーション(B
to C)
②上記旅行博に参加する各国旅行社に対する、シンガポール経由沖縄行き旅行商品造成の働きかけ(B to B)
(事業名:沖縄観光国際化ビッグバン事業)
3 東南アジア、豪州、インド等からシンガポール経由での相互航空物流の促進
沖縄県では、国際航空物流ハブを活用した臨空港型産業の企業誘致、県産品の販路拡大、全国特産品流通プラットフォームの構築を通じた物流量増大を図っている。
沖縄航空物流ハブを活用したさらなる貿易の促進を図るため、平成26年度より、次の取り組みを中心に実施する予定。
①シンガポールチャンギ空港における沖縄県産品のプロモーション等の展開
(事業名:沖縄国際航空物流ハブ活用促進事業)