デンバー & ロサンゼルス--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- アンシュッツ・カンパニーは本日、アンシュッツ・エンターテインメント・グループ（AEG）の所有権を今後も保持し、AEGの売却プロセスを終了すると発表しました。
フィリップ・F・アンシュッツはAEG会長として再び積極的に当社に関わり、特に当社の世界戦略・業務に注力します。ダン・ベッカーマンが、当社の社長兼最高経営責任者（CEO）に就任します。15年以上前にAEGに入社したベッカーマンは、以前は最高財務責任者（CFO）兼最高執行責任者（COO）を務めていました。
1996年からAEGの社長兼最高経営責任者（CEO）を務めているティム・ライウィキは、相互の合意により退社します。アンシュッツは、「ライウィキがAEGの発展に果たした役割を高く評価しており、当社への多大な貢献に感謝しています。新たな場での活躍をお祈りします」と語りました。
1997年に入社したテッド・フィクレは当社の副会長に就任し、引き続きAEGの最高法務・開発責任者（CLDO）を務めながらAEGの政府・メディア対応も担当します。現在AEGヨーロッパの社長兼最高経営責任者（CEO）を務めるジェイ・マルシアーノは、ロンドンからロサンゼルスに拠点を移して最高執行責任者（COO）に就任します。2001年に入社して最近、最高売上責任者（CRO）に昇格したトッド・ゴールドスタインは、引き続きこの職を務めます。アンシュッツ・カンパニー執行副社長のスティーブン・コーエンは、AEGの親会社での役職を保持しながらAEGの最高戦略責任者（CSO）を務めます。
ベッカーマン、フィクレ、マルシアーノ、ゴールドスタイン、コーエンは、アンシュッツと共にAEG会長室を構成します。
アンシュッツ・カンパニーのアンシュッツ会長兼最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「売却プロセスの当初から、私たちは世界中の従業員やパートナーに対して、受諾可能な取引条件を提示する適切な買い手が現れないかぎり当社を売却しないと明言してきました。AEGの初期からの私のビジョンは、一流のスポーツやライブ・エンターテインメントを見せる娯楽施設を中心に世界トップクラスの不動産開発事業を構成するものでした。近年では、スポンサー、アーティスト、消費者、当社が事業を行う地域社会を含む当社パートナーの利益のために、AEG施設の実績をさらに推進・向上させるべく関連事業を開発してきました。当社の事業は、引き続きAEGの経験豊富な上級幹部チームが統括します。そのほとんどは10年以上にわたりAEGで働いています。私たちは、今後も継続してAEGが事業を行う業界の基準を設定し、当社のユニークなビジョンと開発モデルを世界中の娯楽地区で実現していきます。」
ダン・ベッカーマンは、次のように述べています。「アンシュッツが再び当社の業務に積極的に関わることで、AEGの次のステップに向けた経営陣の注力に関する精神と情熱が刷新されます。いくつかの興味深い事業機会を持つ当社は、経営陣と世界中の従業員2万6000人の専門知識を活用して、当社の業績を最も向上させる方向性を選択できるようになります。今後の優先プロジェクトには、当社のL.A.ライブ・キャンパス周辺でのファーマーズ・フィールドの開発とNFLをロサンゼルスに戻す計画の追求、最近発表したMGMと協力してラスベガスに新たな競技場を建設する計画、欧州のいくつかの有力な世界的競技場の持ち分取得とそれに関連する改修、当社のチケット販売・電子商取引プラットフォームのAXS.comに対する継続的な投資が含まれます。同時に、私たちは当社の施設、パートナー、出演者、エンドユーザーである消費者の皆さまの利益のために機能を拡大していきます。」
AEGについて：
AEGは、5大陸120カ所以上に及ぶ施設のネットワークの所有・運営・プログラム管理を行う世界有数のスポーツ・娯楽企業の1つです。AEGは、アンシュッツ・カンパニーの完全所有子会社です。AEGは、ステープルズ・センター（カリフォルニア州ロサンゼルス）、O2（英国ロンドン）、メルセデス・ベンツ・アリーナ（中国・上海）、オールフォーンズ・アリーナ（オーストラリア・シドニー）、O2ワールド（ドイツ・ベルリン）、エリクソン・グローブ・アリーナ（スウェーデン・ストックホルム）、マスターカード・センター（中国・北京）、ウルケル・スポーツ・アリーナ（トルコ・イスタンブール）、BBVAコンパス・スタジアム（テキサス州ヒューストン）、ブリスベン・エンターテインメント・センター（オーストラリア・ブリスベン）、ザ・ホーム・デポ・センター（カリフォルニア州カーソン）、ベスト・バイ・シアター（ニューヨーク・タイムズスクエア）、スプリント・センター（カンザスシティー）、ローズ・ガーデン・アリーナ（オレゴン州ポートランド）、ターゲット・センター（ミネソタ州ミネアポリス）、O2ワールド・ハンブルク（ドイツ・ハンブルク）などの世界に冠たる多くの娯楽施設を所有・運営しています。AEGが開発したL.A.ライブは、ロサンゼルス中心部に位置する400万平方フィートのスポーツ・住宅・娯楽地区であり、ノキア・シアターL.A.ライブ、クラブ・ノキア、ザ・リッツ・カールトンとJWマリオット・ホテルを中心とする54階建て1001室のコンベンション本部施設、ザ・リッツ・カールトン・レジデンシィズ・アットL.A.ライブ、ウルフギャング・パック氏の旗艦レストラン「WP 24」、その他の娯楽・レストラン・オフィススペースを擁しています。ロサンゼルス・レイカーズ（NBA）の非公開持ち分の監督に加えて、AEGスポーツの資産には、スタンレー・カップ・チャンピオンのロサンゼルス・キングス（NHL）、MLSカップ・チャンピオンのL.A.ギャラクシー、選手権に出場するドイツのホッケーチームのベルリン・アイスバレン、アムジェン・ツアー・オブ・カリフォルニア自転車レース、ザズル・ベイ・トゥ・ブレーカーズ・フットレースなどのフランチャイズや権利があります。当社のライブ・エンターテインメント子会社のAEGライブは、世界第2位のコンサート・プロモーションおよびツアー会社として、ツアー、フェスティバル、展覧会、放送、商品、特別イベントの各部門と15カ所の地域オフィスで構成されています。AEGの中核的事業ユニットには、スポンサーシップ、命名権、その他の戦略的パートナーシップの世界的な営業とサービスを担当する子会社のAEGグローバル・パートナーシップや、多面的な物販会社のAEGマーチャンダイジングもあります。AEGのチケット販売と電子商取引を担当する子会社のAXS.comは、AEGの新しい娯楽プラットフォームの第1段階として当社の主要な消費者ブランドとなり、モバイルサービスや動画コンテンツサービスも提供します。詳細についてはwww.AEGworldwide.comをご覧ください。
ダン・ベッカーマン社長兼最高経営責任者（CEO）は、1997年にロサンゼルス・キングスの最高財務責任者（CFO）としてAEGに入社し、AEGの最高財務責任者（CFO）兼最高執行責任者（COO）としてAEGの成長のあらゆる段階で重要な役割を果たしてきました。以前はロサンゼルス・クリッパーズの財務担当副社長を務め、その前はアーサー・アンダーセンで上級会計士を務めていました。ベッカーマンは、UCLAアンダーソン・スクールから金融学の経営学修士号（MBA）を取得し、UCLAから経済学の学士号（優等）を取得しています。
当社の副会長兼最高法務・開発責任者（CLDO）のテッド・フィクレは、15年以上前に入社して以来、AEGのあらゆる主要な戦略的取引や金融取引で主導的な役割を担ってきました。AEGに入社する前は、レイサム・アンド・ワトキンス法律事務所で弁護士を務めていました。フィクレは、プリンストン大学から経済学の学位を取得して優等で卒業し、スタンフォード大学ロースクールから法律の学位（優等）を取得しています。
ジェイ・マルシアーノは、AEGの最高執行責任者（COO）に就任する前はAEGヨーロッパの社長兼最高経営責任者（CEO）でした。以前はマディソン・スクエア・ガーデン・カンパニー傘下のMSGエンターテインメントの社長を6年間務め、ラジオシティ・ミュージックホール、マディソン・スクエア・ガーデン、ビーコン劇場、シカゴ劇場などの主要施設で出演契約と制作を監督しました。MSGに入社する前は、AEGのライブ・エンターテインメント子会社であるAEGライブの最高戦略責任者（CSO）を務めていました。最初にAEGに入社する前は、ユニバーサル・コンサーツの社長兼CEOを務めていました。マルシアーノは、ハーバード・カレッジから社会心理学の学士号を取得し、ダートマス大学エイモス・タック・スクールから経営学修士号（MBA）を取得しています。
AEGの最高売上責任者（CRO）のトッド・ゴールドスタインは、当社の最も包括的な命名権契約とスポンサー契約の多くを主導し、世界各地のAEGの主要な売上向上イニシアチブを担当しています。また、L.A.ライブのザ・リッツ・カールトンとJWマリオット・ホテルの経営とザ・リッツ・カールトン・レジデンシィズ・アットL.A.ライブの営業も統括しています。ゴールドスタインは、コロラド大学からコミュニケーション学の学士号と経営学修士号（MBA）を取得しています。
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