香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 生体認証、世界的運用標準、公共・民間サービスの統合の動きにより、アジア太平洋地域で政府機関の身元確認技術が前進しています。身元確認技術の開発者や政府機関の意思決定者は、香港で3月28・29日に開催されるカルト・イン・アジアの展示会やカンファレンスに参加してこの分野における新しい進展を知ることができます。展示会の2日目は、ID管理と電子政府をテーマに革新、プライバシー、セキュリティーに関する課題が終日取り上げられます。
人口が約40億人に達するアジア太平洋地域では、生体認証を利用した身元確認産業がますます活況を呈しています。過去2年間にブルネイ、カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムなどの東南アジア諸国は、電子パスポート・電子ID・電子ビザといった技術を導入し、国民とのやり取りの改善や個人情報の保護に努めています。ベトナムが年内に同国初の電子パスポート発行を予定しているほか、フィリピンは2014年までにインド、米国、ブラジル、米国、英国に次ぐ世界6番目の規模での電子パスポート発行国になる見通しです。
国際民間航空機関(ICAO)は各国間の相互運用性を促進するために、基本アクセス制御(BAC:Basic Access Control)と補足アクセス制御(SAC:Supplemental Access Control)の2つの電子パスポート標準を導入しました。これらの新しいセキュリティー標準は従来の紙ベースの旅券からの移行を支援し、パスポートデータの機密性・完全性を保護するとともに、偽造を防ぐことを目指しています。
コメクスポジウムのカルト担当ディレクターのイザベル・アルファーノは、次のように述べています。「政府機関の生体認証技術には、アジア太平洋地域と世界全体で新たな時代が到来しています。社会保障情報、運転免許証、医療、銀行、交通など、統合される機能が増加して、この技術の概念自体も変わりつつあります。標準化によって生体認証技術の安全性と各国間の相互運用性が向上しています。来場者と出展者の皆さまは、来月開催されるカルト・イン・アジアでこのような動向はもちろん、多くの情報を得ることができます。」
世界70カ国以上で業務を展開するオベルチュール・テクノロジーズは、60を超える政府向けプログラムに安全な文書・発行システムを提供するなど、身元確認分野で重要な役割を果たす1社です。
アジア太平洋地域ID部門担当副社長のCheong Chung Chin氏は、次のように述べています。「オベルチュール・テクノロジーズはカンボジアの全国電子IDカード、バングラデシュの電子運転免許証、タイ、フィリピン、台湾、ネパールの従来型パスポートや電子パスポートなど、アジア諸国の身元確認文書プログラムに関与しています。オベルチュール・テクノロジーズは第3回目を迎えるカルト・イン・アジアに参加し、お客さまと交流し、当社ブースで最新の革新成果、製品、ソリューションを紹介できることをうれしく思います。」
3月28日にはカルト・イン・アジアと同じ会場で開催されるカンファレンスで、ID管理と電子政府に関する重要な動向について情報が提供されます。ID管理と電子政府に関する終日セッションには、データカード、ジェムアルト、グローバル・プラットフォーム、HIDグローバル、JDSU、Keynectis、韓国造幣公社(KOMSCO)、ナショナル・セキュリティー、オベルチュール・テクノロジーズから講演者が参加します。2日間にわたって行われるカンファレンスにはトップレベルの参加者300人以上と基調講演者70人以上が集まり、モバイル決済、NFCアプリケーション、電子取引と電子バンキング、プリペイドプログラムとロイヤルティープログラム、ITセキュリティーとモノのインターネットなどの話題も取りあげられます。
出典:Smart Insights White Paper “eID in South-East Asia”
カルト・イン・アジアについて
日程: | 2012年3月28~29日 | ||
開場時間: |
午前9時30分~午後5時30分 | ||
会場: | 香港、アジア・ワールド・エクスポ | ||
運営者: | コメクスポジウム | ||
ウェブサイト: | |||
来場は業界関係者に限定 |
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カルト・イン・アジアはアジア太平洋市場のための地域展示会であり、デジタルセキュリティーとスマート技術をテーマとした高水準の大会です。
第2回カルト・イン・アジアの展示会とカンファレンスは61カ国から3056人の参加者を迎え、その数は2010年と比べて8%増加しました。今年のイベントには、アメリカン・エキスプレス、データカード、東信和平、ジェムアルト、ギーゼッケ アンド デブリエント、HIDグローバル、ベリフォン、ウオッチデータ、ゼブラ・テクノロジーズといった市場有数の企業を含め、世界各地から120社を超えるスマート技術企業が参加しました。2日間にわたり同じ会場で同時開催されたカンファレンスでは、グローバル・プラットフォーム、マスターカード、SIMアライアンス、ペイパル、プライスウォーターハウスクーパースなどの組織が発表を行いました。
カルト・ネットワークについて
カルト・ネットワークは、スマート技術をテーマにした世界各国および地域の一流の展示会とカンファレンスを網羅しています。カルトは第1回目がパリで1985年に開催されて以来、セキュリティーと決済に関する世界一のイベントに成長しました。カルトの展示会・カンファレンスは2010年以降、アジアと北米でも開催されています。
カルトのイベントはフランスの展示会運営専門会社コメクスポジウムが運営し、出展者と来場者の皆さまにハイレベルのサービスを提供し、優れた品質基準を維持しています。
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