アーンスト・アンド・ヤング:欧州のシェールガスは変革か進歩か

カタール・ドーハ--()--(ビジネスワイヤ)-- アーンスト・アンド・ヤングは、本日発表したレポート「欧州のシェールガス:変革か進歩か」の中で、シェールガスが米国のエネルギー市場の見通しに変革的影響を及ぼしたものの、欧州市場への影響は漸進的なものになるかもしれないと示唆しました。

アーンスト・アンド・ヤングのEMEIA石油・ガス部門リーダーのジョン・アヴァルズネスは、次のように述べています。「オーストリア、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、ポーランド、スウェーデン、英国などの国々で探鉱が行われていますが、シェールガスは今のところ欧州では生産されておらず、商業的可能性が確認されて生産されるのは資源のごく一部になる可能性が高いと思われます。また、世界の総量の約10%を占める欧州のシェールガスは、その推定埋蔵量の半分以上がポーランドとフランスの2カ国に集中しています。」

「業界が対処すべき難しい課題がいくつかあります。シェールガス開発については欧州内での合意が形成されていないようであり、政府の姿勢にも、特に一部の側面では著しい違いがあります。この問題に関する市民の意見も同様に分かれており、シェールガスの開発に関して政府は支持派と制限派の両者から圧力を受け、多くの国は『様子見』の姿勢を取っています。」

シェールガスがエネルギー市場に及ぼす影響は、各国のエネルギー戦略、輸入への依存度、ガス需要の成長予測、代替・競合エネルギー源のコストと社会的受容度により、国によって大きく異なります。しかし、初期段階にある欧州のシェールガス産業に力を入れる中小企業にとっては、大きな変革がもたらされる可能性があります。

アヴァルズネスの考えでは、供給会社が新たな収益源を確保して欧州のシェールガス開発活動に早期に足場を築く機会が存在しています。研究は進行中であり、シェールガス採取費用の削減や開発・生産活動の効率改善につながる新技術が開発されるでしょう。

アヴァルズネスは、報告をこのように結んでいます。「欧州のシェールガス産業のペースと実現可能性は、環境的・社会的要因、エネルギー価格、ガス需要、財政・規制などの重要要因に左右されます。シェールガスに関する議論が賛否の分かれるものであることはますます明らかになっていますが、シェールガス産業の進歩によって欧州諸国に経済的利益がもたらされることは否定できません。」

以上

アーンスト・アンド・ヤングについて

アーンスト・アンド・ヤングは、保険、税務、取引、顧問の各サービスにおけるグローバルリーダーです。世界各地の15万2000人の従業員は、共通の価値観と品質に対する強い姿勢によって結束しています。当社は、社員、お客さま、より広いコミュニティーが可能性を実現できるよう支援します。

アーンスト・アンド・ヤングとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバルのメンバー企業のグローバル組織のことです。各メンバー企業は個別の法人組織となっています。アーンスト・アンド・ヤング・グローバルは、英国の有限責任保証会社であり、お客さまへのサービスは提供しておりません。当社の詳細についてはwww.ey.comをご覧ください。

本ニュースリリースは、アーンスト・アンド・ヤングのグローバル組織のメンバーであるEYGMリミテッドが発行しました。この組織もまた、お客さまへのサービスは提供しておりません。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Ernst & Young
Pamela Christie
Global Media Relations
+44 (0)20 7980 0673
pam.christie@uk.ey.com

Contacts

Ernst & Young
Pamela Christie
Global Media Relations
+44 (0)20 7980 0673
pam.christie@uk.ey.com