米カリフォルニア州サンペドロ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- ロサンゼルス港は国際港湾協会（IAPH）と共に2012年に開始される「環境型船舶指標（ESI）」プログラムに参加するため、インセンティブプログラム戦略の策定に当たっています。国際的なウェブベースの船舶評価システムであるESIは、運航会社が現在の環境性能基準・規制をクリアする船舶を持つ場合に港湾が褒賞することで、クリーンシップを推進するためのものです。港湾職員が先週、ロサンゼルス港湾委員会に本プログラムの概要書を提出しており、2012年初頭までに委員会にプログラム参加のための勧告書を提出する予定です。
本発表は同港が大気浄化行動計画（CAAP）を採用して5周年の日に行われました。CAAPはその対策によってサンペドロ港で港湾関連の汚染源から有害大気排出物を76パーセントも削減することに貢献した画期的な汚染低減計画です。CAAPはロサンゼルス港が浄化度と環境持続可能性において最高の港湾として運営できるよう、永続的な青写真として策定されたものです。同港は2010年に、2014年までの短期目標と2023年までの長期目標というさらに積極的な目標を設定することで同計画を拡張し、CAAPの取り組みを再確認しました。
ロサンゼルスのアントニオ・ビヤライゴサ市長は、次のように述べています。｢ロサンゼルス港は一貫して汚染対策において世界をリードしています。当市は大気浄化行動計画で5年にわたって顕著な成功を収めており、ロサンゼルスと南カリフォルニアで最高の浄化度の港湾を運営し、大気の質を改善するための次世代戦略を追求しているところです。｣
ロサンゼルス港湾局長でIAPH会長のGeraldine Knatz博士は、次のように述べています。｢ロサンゼルス港はこの国際標準の策定に参画し、北米の港湾が後に続いてフリートのグリーン化で運航会社を褒賞できるような土台を作っていきたいと思います。参加する港湾が増えるほど、運航会社と地域社会にとってメリットが増大します。｣
ロサンゼルス港は南岸大気盆地（SCAB）における有害排出物の対策としてCAAPを採用しました。2006年にCAAPを開始して以来、同港は港湾関連の汚染源からの大気汚染を低減するための目標をほぼすべてクリアするか、越えることができました。船舶は国際条約で規制され、港湾関連業務による大気汚染の単一発生源として最大であるため、依然として最も解決が困難な課題として残っています。
ESIでは、船舶が現在の環境性能基準を自主的に超えることができるよう、エンジン・燃料・技術上の改善点を規定します。ESIがターゲットとするのは、窒素酸化物（NOx）、硫黄酸化物（SOx）、ディーゼル排気微粒子（DPM）を含む1次汚染物質です。本プログラムでは温室効果ガスの排出量を削減するための要素も取り入れます。本指標の策定には、IAPHプロジェクト「世界港湾気候イニシアチブ」の下で協力している世界的な大規模港湾が幾つか当たりました。
オランダ、ノルウェー、ドイツ、ベルギー、イタリアの9港湾が既にESIプログラムへの参加契約を締結しており、運航会社の船舶が環境基準を超える場合に褒賞するための財務的インセンティブを提供するプログラムを既に策定しているか、策定段階にあります。
ロサンゼルス港は米国の一流港湾として、本腰を入れた取り組みで戦略的かつ持続可能な革新的業務運営の発展に努めており、もって奉仕する当地域および国家の経済および生活の質に貢献しています。輸送コンテナと貨物量で北米有数の同港は、地域に83万件以上の仕事口を提供し、年間賃金・税収で350億ドル以上の貢献をしています。ロサンゼルス市の一部局である同港は、独立採算制に基づいており、納税者からの税に依存していません。
ロサンゼルス港 － クリーンな港で輝く未来。
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