米ニュージャージー州ピスカタウェイ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 技術革新の世界的リーダーのサムスン電子は本日、心臓ポイントオブケア検査ソリューションを提供するITCネクサス・ホールディング・カンパニー（ITC）のネクサス事業部を買収したと発表しました。
ネクサスは、いくつかの心血管疾患の診断・監視を支援する迅速検査キットのCardiac STATus®、DECISION Point™、VYENT™の開発、製造、販売を行っています。
サムスン電子の健康医療機器（HME）事業担当副社長のバン・ヨンチュは、次のように述べています。「今回の投資は、サムスンの心臓ポイントオブケア検査市場での競争を可能にしながらネクサスの技術能力を強化できる素晴らしい機会です。私たちは、ネクサスの専門知識を歓迎します。サムスンが医療技術分野の世界的リーダーとなる上で、今回の提携が重要な役割を果たすと確信しています。」
ITCのジョン・スパーゼル最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「高成長分野での指導力と技術革新で歴史のあるサムスンは、最近では医療機器・診断・バイオ医薬品産業への積極投資を発表しています。ネクサスは、今回の売却で最先端の迅速心臓検査製品プラットフォームの開発・構築を継続するための資源と支援を獲得できます。ITCは、中核事業である診療所・病院市場向けの止血ポイントオブケア検査・監視製品の拡大に集中できるようになります。」
ネクサスは、今後もカリフォルニア州サンディエゴの本社で業務を行い、医療業界向けの革新的技術ソリューションの開発・販売を行うサムスンのHME事業部に加わります。
次世代の成長エンジン構築に向けた長期計画の一環として、サムスンは昨年、医療機器分野で2020年までに1兆2000億ウォンを投資するという目標を発表しました。サムスンは、電子診断ツールに関する最初の大きな動きとして、今年初めに超音波診断装置メーカーのメディソンの支配的持ち分を取得しました。メディソンは現在、サムスン・メディソンに改称しています。
ITCネクサス・ホールディング・カンパニーは、今後もITCの名称で事業を継続します。買収は、2011年第4四半期中に完了する予定です。取引条件は公開されていません。
サムスン電子について
サムスン電子は半導体、通信、デジタルメディア、デジタル・コンバージェンス技術のグローバルリーダーで、2010年度の連結売上高は1358億米ドルです。世界68カ国206カ所の拠点に約19万500人の従業員を擁し、ビジュアル・ディスプレー、モバイル通信、通信システム、デジタルアプライアンス、ITソリューション、デジタル・イメージング、記憶装置、システムLSI、LCDの9つの独立した事業部門から構成されています。現在最も急成長しているグローバルブランドと見なされているサムスン電子は、デジタル・テレビ、半導体チップ、携帯電話、TFT-LCDの大手メーカーです。詳細情報については、www.samsung.comをご覧ください。
ネクサスについて
2009年に設立されたネクサスは、心血管疾患の診断に使用される革新的な迅速ポイントオブケア（POC）検査ソリューションを提供しています。当社のCardiac STATus®、DECISION Point™、VYENT™の各製品は、世界中の医療従事者数千人に使用され、医療診断の質と患者転帰の改善に役立っています。詳しい製品情報は、www.nexus-dx.comをご覧ください。
ITCについて
ITCは、止血管理・POC検査分野の世界的リーダーとして40年以上の知識・経験を有しています。ITCは、Hemochron®とProTime®のPOC凝固分析システム、IRMA TruPoint®血液ガス・電解質分析システム、Avoximeter®コ・オキシメトリー分析システム、Tenderfoot®、Tenderlett®、Surgicutt®の皮膚切開製品の開発、製造、販売を行っています。ITCには、世界的なプライベート・エクイティ企業のウォーバーグ・ピンカスが投資しています。詳しい製品情報は、www.itcmed.comをご覧ください。
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