カルト・イン・アジア2012:世界のモバイル業界がNFC技術を活用―中国のモバイルユーザー9億人が開発者に膨大な機会を創出

カルト・イン・アジア2012がNFC業界のビジネス機会や開発成果を紹介

CARTES in Asia 2011
CARTES in Asia 2012

香港--()--(ビジネスワイヤ)-- 世界の近距離無線通信(NFC)業界は今年、グーグル・ウォレットの影響や、ノキア、サムスン(グーグル)、RIM、LG、ZTEなどの大手携帯電話ベンダーが多数のNFC対応デバイスをリリースしたことで大きな飛躍を遂げました。9億人以上のモバイルユーザーを抱える中華人民共和国は、将来的なNFC導入において最も大きな可能性を秘めています。NFC技術のサプライヤーと交流したい企業、あるいはNFCの技術革新の成果を知りたい企業は、2012年3月28〜29日に香港のアジア・ワールド・エクスポで開催されるカルト・イン・アジアの展示会・カンファレンスにぜひご来場ください。

NFC関連の技術とアプリケーションの多くは西側諸国に由来していますが、2011年の中国のNFCに関してスマート・インサイツが最近公表したホワイトペーパーによると、中国は独自の強力なモバイル決済ソリューションを持っています。同国には電気通信および金融分野の主要な関係企業として、チャイナモバイル(中国移動通信)、チャイナユニコム(中国連合通信)、チャイナテレコム(中国電信)、チャイナユニオンペイ(中国銀聯)があります。各社はそれぞれ中国の主要都市でNFCのほか、RF-SIM、SIMpass、MicroSDといったNFCと同様の技術を採用したプロジェクトを幾つか立ち上げ、顧客が携帯電話を使って飲食品や公共交通機関の支払いを行えるようにしています。この技術の主要なサプライヤーとして国民技術、東信和平、上海復旦微電子集団、ウオッチデータ、TCL、大唐、HTCなどがあり、中国がNFCの利用のみならず、独自のNFCアプリケーションを開発・提供していることを証明しています。

中国は第12次5カ年計画(2011〜2015年)の終了時までに、電子商取引産業の規模を3倍に拡大することを目指していますが、中国の工業情報化部はモバイル決済がその原動力になると見込んでいます。また民生証券の調査報告書によると、中国における現在のモバイル決済ユーザーは2億3000万人いると推定されますが、これらユーザーが2011年末までに18億米ドル(113億7000万中国元)相当の取引を創出し、2010年から400パーセント成長する見通しです。

中国国外ではあるものの、アジア圏内の韓国で第2位のモバイル通信事業者であるKTは、マスターカード・ペイパスをプリロードしたiPhone(アイフォーン)向けNFC対応付属品の提供を9月に開始しました。ユーザーは韓国内のペイパス端末にiPhoneをかざして支払いをすることができます。この端末はNFC機能をフル装備した携帯電話に加え、その他の非接触技術対応携帯電話も利用できます。また香港ではパシフィック・コーヒーが10月に、ペイパルと連携したiPhoneアプリによってカード不要で決済できる便利なサービスを開始しました。

カルト・イベント・ディレクターのイザベル・アルファーノは、次のように述べています。「今年、NFC業界が活況を呈しているのは、便利なカードフリー、キャッシュフリーの技術を利用することのメリットをますます多くの国が認識し始めているからです。中国経済が成長を続ける中で、その膨大な携帯電話加入者基盤は将来的なNFC導入において大きな可能性を秘めることになります。モバイル決済技術を利用しているユーザーは現在、その3分の1にも満たないからです。政府機関、運輸、通信、管理、セキュリティー、小売りの業界関係者で詳細をお知りになりたい方は、来年3月に香港で開催されるカルト・イン・アジアにぜひご来場ください。この画期的技術に携わる多くの専門家や開発者と会うことができます。」

2012年の展示会・カンファレンスでカルト・イン・アジアは第3回目を迎えます。スマートセキュリティー業界の大手企業がすでに出展を決めており、龍傑智能カード、ジェムアルト、HIDグローバル、インジェニコ、インサイド・セキュア、オベルチュール・テクノロジーズ、STマイクロエレクトロニクス、ウオッチデータなどが名を連ねています。

出典:NFCタイムズ、パシフィック・コーヒー、スマート・インサイツ・ホワイトペーパー、中国日報、ペイパーズ

カルト・イン・アジアについて

日程:2012年3月28〜29日

開場時刻:午前9時半〜午後5時半

会場:香港、アジア・ワールド・エクスポ

運営者:コメクスポジウム

ウェブサイト:www.cartes-asia.com

来場は業界関係者に限定

カルト・イン・アジアはアジア太平洋市場のための地域展示会であり、デジタルセキュリティーとスマート技術をテーマとした高水準のカンファレンスです。

第2回カルト・イン・アジアの展示会・カンファレンスは61カ国から3056人の参加者を迎え、その数は2010年と比べ8%増加しました。今年のイベントには、アメリカン・エキスプレス、データカード、東信和平、ジェムアルト、ギーゼッケ アンド デブリエント、HIDグローバル、ベリフォン、ウオッチデータ、ゼブラ・テクノロジーズといった市場有数の企業を含め、世界各地から120を超えるスマート技術企業が参加しました。また2日間にわたり同じ会場で同時開催されたカンファレンスでは、グローバルプラットフォーム、マスターカード、SIMアライアンス、ペイパル、プライスウォーターハウスクーパースなどの組織が発表を行いました。

カルト・ネットワークについて

カルト・ネットワークは、スマート技術をテーマにした世界各国および地域の一流の展示会とカンファレンスを網羅しています。カルトはパリで第1回目が1985年に開催されて以来、セキュリティーと決済に関する世界一のイベントに成長しました。カルトの展示会・カンファレンスは2010年以降、アジアと北米でも組織されています。

カルトのイベントはフランスの展示会運営専門会社コメクスポジウムが運営し、出展者と来場者の皆さまにハイレベルのサービスを提供し、優れた品質基準を維持しています。

お問い合わせ

詳細情報、写真の入手、インタビューをご希望の場合は、CRED Communications LtdのMandy Queen(英語)まで、電話(+852 96847365)か電子メール( mandy@credcommunications.com )で、もしくはOtis Kung(中国語)まで、電話(+852 96843926)か電子メール( Otis@credcommunications.com )でお問い合わせください。

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Mandy Queen (English)
CRED Communications Ltd
+852 96847365
mandy@credcommunications.com
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