米カリフォルニア州クパティーノ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） ―― TPLグループは本日、その「コア・フラシュ（CORE Flash）」特許ポートフォリオを侵害していると見なす18社を相手取り、米国際貿易委員会（ITC）に提訴するとともに、テキサス州東部地区連邦地方裁判所に対応する提訴を行ったと発表しました。コア・フラシュ技術は一般的に、複数のフラッシュメディア・カードタイプの読み取りが可能な製品に採用されています。
TPLはコア・フラシュのライセンシーコミュニティーによる投資、TPL自身の半導体ライン「オンスペック（OnSpec）」に対する投資を両方とも保護するため、攻勢に出ることとしました。コア・フラシュ・ポートフォリオのライセンシーは競合フラッシュカードメディア規格の普及に伴う問題に対処するため、コスト効率に優れたソリューションを求めており、TPLのフラッシュメモリー制御・読み取り技術に依存しています。オンスペックのI/Oソリューションには、複数のフラッシュメディア・カードタイプの管理を行うコントローラーが含まれます。
TPLは三面戦略として、（1）ライセンスを受けていない製品の輸入を禁止する排除命令を求め米国際貿易委員会に提訴、（2）過去の未払いロイヤルティーとこれらロイヤルティーに対する未払い利息（いずれも意図的侵害により3倍にする）を含む過去の侵害の損害賠償に加え、弁護士費用を求め連邦地方裁判所に平行訴訟を提訴、（3）連邦地方裁判所とITCに対して将来の米国における侵害製品の販売差し止め命令を追求、という構成で臨みます。
ITCと連邦地方裁判所に提訴した企業は、憶聲電子股份有限公司（Action Electronics Co., Ltd.）、 愛普泰克国際貿易有限公司（Aiptek International Inc.）、オーロラテック、オーディオボックス・コーポレーション、CEIVAロジック、Circus World Displays Ltd.、コビー・エレクトロニクス・コーポレーション、カーティス・インターナショナル、デジタル・スペクトラム・ソリューションズ、イーストマン・コダック、マステックシステムズ、Nextar Inc.、パンデジタル、ロイヤル・コンシューマー・インフォメーション・プロダクツ、ソニー株式会社、トランセンド・インフォメーション、ビューソニック・コーポレーション、ウィンアコードで、計18社に上ります。
TPLの創立者で会長のダン・レクロンは、コア・フラシュのライセンシーとコア・フラシュ半導体製品の双方を保護するために攻勢に出たTPLの決定について、次のように述べています。「コア・フラシュのような既存技術を前払い費用と技術開発リスクを負担することなくその使用権を購入することは優れたビジネスチャンスをもたらすものですが、多国籍企業が米国の小企業が開発した技術を不正使用することは、この上なく残念です。またそれら小企業による革新成果の使用料を支払うときが訪れると小企業の妨害を図る。このことも同様に残念に思います。」
コア・フラシュ・ポートフォリオについて
コア・フラシュ・ポートフォリオには、TPLグループのオンスペック部門が開発・製品化した知的財産が含まれます。本ポートフォリオは米国特許および国際特許32件、申請中特許9件で構成されています。コア・フラシュ・ポートフォリオの技術は、ソフトウエア、ファームウエア、ハードウエア、機械的デザインを含め、フラッシュメモリーの管理・制御の重要側面を保護するものです。
TPLグループ について
1988年創立のTPLグループは、専有的技術の開発・管理・商業化に加え、そうしたIP資産に基づく専有的製品の設計・製造・販売に専心する技術ベース企業の連合体として発展を続けています。TPLが市場に提供している先進的製品には、マルチコアのマイクロプロセッサー、メモリー管理・制御デバイス、先進的視聴ソリューション、エネルギー効率に優れたコンピューティングアーキテクチャー、暗号化ストレージ製品、サブ波長音響トランスデューサー、ウエハー・レベル・パッケージング、無はんだ基板組立技術などがあります。
詳細情報についてはwww.tplgroup.netをご覧ください。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。