米ニュージャージー州ローズランド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 企業支店統合・仮想化向けWAN最適化大手のエクスパンド・ネットワークス(www.expand.com)は本日、最新のアクセラレーターオペレーティングシステムとなるAOS 7.0.1の提供を開始すると発表しました。この新しいAOSはエクスパンドの物理的・仮想的アクセラレーターソリューションすべてで運用することができ、高遅延の衛星通信環境におけるユーザー体験をさらに改善する新機能を導入しており、レッドハットが提供するカーネルベース・バーチャル・マシン(KVM)ソリューションとの統合を可能にし、サードパーティー製ツールの統合も支援することで、視認性、管理性能、使いやすさ、設定機能を向上させています。
AOS 7.0.1には以下を含む重要機能があります。
- HTTPオブジェクトの先読み機能
- HTTPオブジェクトのスケジュール化プリフェッチ
- KVMサポート
- SNMP統計用MIB
エクスパンド・ネットワークス最高技術責任者(CTO)のEfi Gatmorは、次のように述べています。「AOS 7.0.1はエクスパンド独自の能力を活用して、衛星通信など高遅延環境で効果的なWAN最適化ソリューションを提供しています。さらにレッドハットのKVMソリューションを統合・サポートすることで当社の仮想化ソリューションを強化し、OEMパートナーとMSPがエクスパンドのバーチャルアクセラレーターを遠隔地の支店に統合できるようにしました。これらの機能強化以外にも、サードパーティー製アプリケーションの視認性および管理性能を向上させたことに加え、セキュリティーの新たな脆弱性に対処するためのアップグレードも行っているため、顧客に大きなメリットを提供できると確信しています。」
AOS 7.0.1の技術について
HTTPオブジェクトの先読みおよびスケジュール化プリフェッチ機能
- 先読み機能により、現在閲覧しているウェブページのリンクを分析・プリフェッチし、キャッシュを取ることができます。高遅延・低帯域幅の衛星通信環境で作業をするユーザーに最適な機能で、続いて閲覧するページに対する迅速対応が可能になり、ユーザー体験を大幅に改善します。またユーザーは設定オプションを使い、先読みダウンロードのレベルや使用するリソースを決定することができます。
- スケジュール化プリフェッチ(即時・特定・定期スケジューリングを含む)機能により、既定のウェブサイトから指定した時間にデータをダウンロードしキャッシュを取得できるため、ウェブページの読み込み時間を飛躍的に最適化できます。この機能は複数ユーザーがビデオファイル、文書、プレゼンテーションなど、共通のHTTPオブジェクトにアクセスする環境に理想的です。
KVMサポート
- レッドハットのKVM上で運用した場合、当社のバーチャルアクセラレーターをこの仮想化ソリューションに完全に統合することができます。バーチャルアクセラレーターは、ネットワーク上にあるエクスパンド・ネットワークスのライセンシングサーバーを自動的に認識し、同サーバーに接続するため、完全にライセンシングサーバーに対応しています。このソリューションは主として、離れて位置する支店に当社のバーチャルアクセラレーターを統合したいOEMパートナーの利用を想定しています。
新しいSNMP統計用MIB
- アクセラレーター内のすべての統計を管理するエクスパンドの統計サーバーは、機能強化を施したMIBを備えています。これにより、SNMPプロトコルを使ってアクセラレーターから統計データを取得可能なサードパーティー製アプリケーションの視認性と管理性能をさらに高めています。このインターフェースを使って、特定のエンティティー、あるいは総レポート数に応じてエンティティーファミリーのレポートを作成できます。指定した時間に定期的な統計情報を得ることができます。
ほかにも容易な統合・導入を支援する新しいネットワーキング機能や、セキュリティー機能強化を含め、改善が施されています。
エクスパンド・ネットワークスのAOS 7.0.1は2011年2月中に提供を開始します。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。